【DJMAX RESPECT】レビュー・評価 絶滅しかけたCS音ゲー界に現れた、希望の光

5.0
ゲームレビュー
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PS3とWiiの時代、家庭用ゲーム機向け音ゲーは絶滅しかけていた。

PS2の頃まで、精力的に新作を発売していたコナミが、PS3時代に家庭用音ゲーからほぼ撤退してしまったからだ。

コナミは元々、ゲームセンター向けの音ゲーを多数手がけており、それらのPS2への移植にも積極的だった。
しかし、かつては社会現象にもなった音ゲーも、時代の流れと共に衰退。
コナミは、2009年に発売された「beatmania IIDX 16 EMPRESS + PREMIUM BEST」を最後に、家庭用への移植をスッパリとやめてしまったのである。
(音ゲー自体はPSP、Wiiなどで新作は発売していたが)


PS2向けに

・ビートマニア
・ポップンミュージック
・ギターフリークス&ドラムマニア
・ダンスダンスレボリューション

と、実に4タイトルもシリーズ展開していたコナミの撤退。
我々ファンには痛手だった。
家で本格音ゲーを遊べる時代は終わったのか、そう思ったプレイヤーは私だけではないはずだ。

ナムコの「太鼓の達人」やセガの「初音ミク Project DIVA」があるじゃないか、というプレイヤーもいるだろう。
私もプレイしたが、確かにこれらは素晴らしい作品である。
しかし、コナミのシリーズと比べると、どうしてもライトユーザー向けの雰囲気が強い面があるのも事実。
「面白いけど、もっとゲーセンの音ゲーっぽいのも遊びたい…」
そう願わずには、いられなかった。


今回レビューする「DJMAX RESPECT」
本作は、かつてPS2で音ゲーを楽しんでいた私にとって、正に「希望の光」とも言える作品だった。
一度は諦めた、家で遊べる本格音ゲー
それがPS4に帰ってきた。

オーソドックスなシステム。
140を超える収録曲。
初心者でも楽しめるものから、ゲーセンの猛者を唸らせるものまで、幅広い難易度の譜面。
ストイックに、自分と戦い続けるゲームデザイン

そうだ、俺はこんな音ゲーが遊びたかったんだ。
本作をプレイして、心の底からそう思った。


いきなり結論を言うと、音ゲーマーであるなら本作を遊ばない理由はない。
特にゲーセンで音ゲーを遊ぶほどのマニアなら、本作のストイックな内容は間違いなく刺さる。

では、詳しいレビューをしていこう。

DJMAX RESPECTとは

タイトルDJMAX RESPECT(ディージェイマックス リスペクト)
ジャンル音ゲー
対応機種PS4
価格通常版 4,800円(税抜)/5,280円(税込)
DL版 4,444円(税抜)/4,888円(税込)
備考DL版はセールで半額になっていることもあり。
steamでは、新要素が追加されたバージョンを配信中

韓国産、アーケードスタイルの音ゲー。
元々はオンラインゲームとして2004年にサービス開始したタイトル。
その後はPSP、ゲームセンターなどで新作を発表していた。
本作はそんなシリーズの集大成と言える作品だ。

PS4で楽しめる、ゲーセンスタイルの硬派音ゲー

ビートマニア風の、正統派なシステム

本作の音ゲーとしての基本システムは、はっきり言ってコナミのビートマニアと同じだ。
(同じ過ぎて過去にコナミと裁判沙汰になったこともあったが、現在は和解済み)

上からノーツが降ってきて、判定ラインに重なった瞬間にボタンを押す。
たまにスティックを操作することもあるが、やることはこれだけだ。

正統派過ぎて、新しさは全くない。
しかし、そのぶん余計のものが混ざっていない。
小難しい操作は一切ない。
時代に逆行するような、直球正統派音ゲー。
それがDJMAX RESPECT
である

初心者から猛者まで、140以上の楽曲と膨大な譜面を収録

大ボリュームの収録曲、そして多彩な譜面も本作の特徴だ。

PSPで発売されていたシリーズからの移植+新曲で、数は実に140曲以上。
ジャンルは馴染みやすいポップス、ロックからテクノやヒップホップまで。
正にゲーセンの音ゲーを彷彿とさせる、多様なタイプの曲がそろっている。

もちろん、肝心の譜面数はそれ以上に膨大
どの曲にも最低6譜面。難易度も幅広い。

・ガチ音ゲーって難しそう…
・家庭用音ゲーってヌルいんじゃ…


こんな印象を持っているプレイヤーでも大丈夫。
気軽に遊べる難易度から、ゲーセンで慣らした猛者を唸らせる超高難度まで用意してあるからだ。

腕前に合わせて、好きな曲を好きな難易度で楽しめるようになっている。

普通のコントローラーで遊べる

音ゲーというと、デカい専用コントローラーで遊ぶモノ…というイメージを持つ人もいるだろう。
本作にはそんな心配は無用だ。

元々どこかからの移植ではなく、PS4向けに開発された音ゲー。
そのため、全ての譜面が普通のコントローラーで遊べるように作られている。

公式が発売している大きなコントローラーなどは存在しないため、専用のものを用意する必要はない。

遊びとしての新しさは無く、幅も狭い

本作はストイックなアーケードスタイルの音ゲー
そのため、「より難しい曲を、より高いスコアでのクリアを目指す」以外の遊びは無い。
DIVAのようにキャラクターと触れ合ったり、デレステのように踊るアイドルを鑑賞したり…なんていう、音ゲー以外の遊びは一切ない。

音ゲーが好きな人にはそれで十分だ。
しかし、そんな「自分との戦い」みたいなものに、楽しさを感じない…という人にはオススメしづらいのも事実。

またシステム面でも、正統派過ぎる故に、新しさもない。

音ゲー部分以外の遊びが欲しい
ゲームとしての新しさを重視している
そんなプレイヤーにはオススメできない作品だ。

「有名な曲」は入っていない

本作には、最近流行のカバー曲などは全く収録されていない。

ほぼ全ての曲が、書き下ろしオリジナル曲
これを豪華と見るか、知らない曲ばかりでつまらないと見るか。
本作を購入する上での重要なポイントだろう。

初心者にとっては、最初の取っ掛かりとなる1曲が見つけづらいかもしれない。
つくづく、アーケードスタイルの音ゲーらしい作風だ。
(昔の音ゲーは、オリジナル中心で有名な曲はほとんど収録されていなかった)

総評

かつてPS2で発売されていた、コナミ音ゲーのようなゲームを求める人
また、ゲーセンの音ゲーに興味がある人には特にオススメの作品。


家庭用ゲーム機では発売されなくなったタイプの音ゲーなので、貴重な一本と言えるだろう。

その一方、ただ上手くなるだけのことに、楽しさを感じない
遊びとしての新しさが欲しい…なんて人にはオススメできない。


スマホアプリやインディーズでは多く発売されているが、家庭用ゲーム機向けはほとんど見られなくなったアーケードスタイル音ゲー
そんな絶滅しかけていたジャンルを愛していたプレイヤーにとって、まさに「希望の光」となりうるDJMAX RESPECT。
余計なものが混ざらない、純粋な「音ゲー」を遊びたい…そんなプレイヤーには間違いなく突き刺さる作品だ。

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Switchで配信中のこちらも、音ゲーマーにオススメしたいタイトルだ。
DJMAXと比べると取っつきやすいビジュアルと、250を超える膨大な収録曲が魅力。

コメント

  1. けんこうのために より:

    ブログ拝見させていただきました。
    とてもわかり易い内容と面白さを感じさせられました!
    DJMAXは以前から気になっていた作品なので「これは音ゲーマーとして買いたい!」と思っていたのでこの記事を機にダウンロードをしてみたいと思います~

    • dis-no1 より:

      コメントありがとうございます!
      自分も音ゲーが好きで色々遊んできましたが、DJMAXはもっともオススメするゲームの一つです。
      楽しんでいただけたら嬉しいです。

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