タイトル | 幽限御界堂探偵社 1章 |
ジャンル | 謎解きホラーADV |
対応機種 | Switch |
価格 | 500円 |
プレイ時間の目安 | 60分 |
霊専門の探偵として、巻き起こる事件に挑む
「幽限御界堂探偵社 1章」はノベルタイプのアドベンチャーゲームです。
プレイヤーは主人公と共に、不可思議な事件の解決を目指します。
どちらかと言えば不可が多い、平凡な内容
平凡な怪異探偵もの。
これ以上のコメントは出てきません。
テキストを読む他、霊とのバトルシーンも用意されています。
ここでは適切な選択肢を一定クリック内に選べないとゲームオーバー…という遊びがあり。
また終盤にはシナリオで得られた情報をもとに、怪異の正体や目的を当てる必要も。
読む以外のゲームプレイを盛り込む工夫が見られました。
しかし、それでも平凡な内容と言わざるを得ない。
シナリオはもう一展開がある二段構えに仕上がっています。
ですが予想できる範疇を越えることなく「そんなところだろう」と言いたくなる結末に落ち着きます。
主要キャラの人物描写も不足しており、どこにでもいる主人公とヒロインと小動物マスコット以上のイメージを得られない
値段を考慮しても物足りない60分程度の短編であることも災いし、何を残すでもなく流れていってしまう作品でした。
今後のシリーズを手に取らせる掴みの役割を果たせているとは言えません
明らかな都合よさ、不整合
可もなく不可もなく…で終わらせたいところですが、本作には無視できない不可があります。
気になるのは、シナリオ中に目立つ都合の良い描写です。不整合とまで言ってもよいでしょう。
例えば主人公の衣装です。
主人公は地元の学校に通う高校生ですが、なぜか校内でも仕事服(?)。
明らかに不自然で、物語への没入を妨げます。
校内のシーンは少ないため、コスト削減の結果であるかもしれません。しかしモブの立ち絵などならともかく、今後も使えるであろう主人公の衣服を削減するのはもったいない。
これはまだ些細な方で、読み進めるにつれて次々に都合の良い描写、設定に噛み合わない不整合が現れます。
総評
500円のロープライスでありますが、それでも値段相応とは言い難い。
次を買わせる掴みも弱く、オススメしづらい作品です。
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