皆さんの周りに、「やたら音ゲーの上手いヤツ」はいませんか?
ビートマニア、チュウニズムのような、ゲーセンで遊ぶ音ゲー
デレステ、バンドリ、プロセカのような、スマホで遊ぶ音ゲー
音ゲーが身近なジャンルになった今、上手い人は注目を集める存在になることもあります
そんな、音ゲーが上手い人たちに共通しているのは
どの音ゲーをやっても上手い
ということです。
デレステがすごく上手い人は、バンドリもそこそこ上手い
ゲーセンで音ゲーをやり込んでいる人は、スマホの音ゲーをやっても結構上手い
それぞれ似ているとはいえ違うゲームです
にもかかわらず、どれか一つが上手い人は、他も上手い
なぜでしょうか?
どうして、一つの音ゲーが上手い人は、他の音ゲーも上手いのでしょうか?
今回は、誰でも音ゲー上達論、と題しまして、音ゲー上手くなりたい!と思っている人の道しるべとなる記事を書きました。
解説メインの前編と、実践練習法メインの後編にわけで、あらゆる音ゲーが上手くなる「とある能力」について説明します。
![汎用](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2021/09/DSCF9033_TP_V.jpg)
実は私も、かつては音ゲーが苦手でした
初めて遊んだ音ゲーは「ビートマニア」
普通の人が大体1年でクリアできる曲を、3年かけてやっとクリアできたほどでした
私よりも後から音ゲーを始めた人たちに、ドンドン追い抜かれていくのは辛かったです。
練習の日々、「こうすれば上手くなるんじゃないか?」という発見を、時に自分で、時に先達からのアドバイスで得ていきました。
私が思う音ゲー上達のための最大のキモである能力を、この記事で説明します。
上達への扉を、共に開いて行きましょう。
どうして、一つの音ゲーが上手い人は、他の音ゲーも上手いのか?
これ、答えは簡単です
音ゲーはどれも、やることが大体同じだから
音ゲーは曲や見た目が違っても、その核となるシステムは大体同じです
「音楽に合わせて降ってきたオブジェが、ラインに重なった瞬間に、ボタンを押すorタップする」
この部分は、ほとんどの音ゲーが同じですよね。
ここが共通しているため、どの作品でも求められる能力があまり変わらないんです。
だからこそ一つの音ゲーが上手い人は、たとえ違うゲームであっても、ある程度は上手いわけです。
つまり音ゲーが上手い人とは
「どんな音ゲーでも共通して求められる能力が、高い人」
とも言えるわけです
この能力が高いからこそ、ちょっとくらい変わってもいきなり下手になる…ってことがないんです。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2021/09/headphoneIMGL4494_TP_V.jpg)
分かりやすくするために、イラストで例えてみましょう
エンピツで描くとスゴく上手い人が、絵の具だといきなり素人レベルになる…ということは、ないですよね
専門にしている人には負けても、「そこそこ上手い」くらいのレベルでは描ける。
エンピツでも絵の具でも、ペンタブでも。
「イラストを描く」ことには変わりありません。
根っこにある「イラストを描く能力」が高ければ、何で描いてもある程度は上手いんですね。
音ゲーにも、これと似たような能力があるわけです。
エンピツ絵が上手い人は、ボールペンで描いても上手いように。
バンドリが上手い人は、プロセカも上手い。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2021/02/N811_enogusetdeza_TP_V-800x533.jpg)
では、その能力とは、いったい何なのでしょう。
音ゲーが苦手な人は、この能力が低いからこそ、音ゲーが苦手なんです
逆に言えば、この能力を磨けば、世の中のどんな音ゲーも上手くなる。
では早速、「能力」とは
そしてそれを磨くためにはどうすればいいのか
これを解説していきましょう
「とある能力」の正体は「譜面認識力」
ではまず、ある音ゲーの画像を見比べてみます
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2021/09/ql0YyTbG6KpgnMK1632832524_1632832535.jpg)
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2021/09/Vb2pxOp7LtSQHyN1632832547_1632832567.jpg)
意味が分かるヤツ1番と、分からないヤツ2番を用意しました。
1番、意味が分かるヤツは、音ゲーはちょっと苦手…な人でも、ついていけそうです。
右から押して、また右に戻って…と。
どの順番でどのボタンを押せばいいか、パッと見で判断がつきますよね
では、2番、意味が分からないヤツはどうでしょう
どの順番で、どのボタンを押すか…パッと見で判断がつくでしょうか?
もう一度、画像を見てみましょう。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2021/02/hM1O0CX6cFwTejG1632832386_1632832402.jpg)
もう考えるのも面倒ですね
とりあえず、ゴチャゴチャしている。
何が起こっているかわからない、という人が大半でしょう
1番と比べて、どの順番で、どのボタンを押せばいいかの判断が、とても難しいですよね。
ここです。
ここに、音ゲーが上手い人と、そうでない人の違いがあるんです。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2021/09/cxlKjUPxlPv6olP1632832354_1632832371.jpg)
音ゲーが苦手な人でも、↑の1番の画像くらいならば、どの順番で、どのボタンを押すかがパッと見でわかります。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2021/02/hM1O0CX6cFwTejG1632832386_1632832402.jpg)
これが2番になると、ゴチャゴチャしていて、途端に分からなくなってしまいますよね。
ところが、上手い人たちは違います
音ゲーが上手い人は、2番を見ても、皆さんが1番を見た時と同じように感じます。
どの順番で、どのボタンを押すかが。ぱっと見で判断できます。
この「パッと見で判断する能力」こそが、音ゲーの上手い人と、そうでない人の最大の違いです
ゴチャゴチャした譜面でも、どのボタンを、どういう順番で押せばいいのかを、パッと見で判断する能力
この能力を、音ゲーでは「譜面認識力」と呼びます。
これこそが、あらゆる音ゲーに共通して必要な能力の正体です。
なぜ、パッと見の「譜面認識力」がそんなに重要なのか?
ではなぜ、そのパッと見の「譜面認識力」とやらが、そんなに重要なのでしょうか?
それを説明するために、一つ質問をさせてください。
皆さんは音ゲーをプレイしている時、どんなことを考えていますか?
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2021/09/cxlKjUPxlPv6olP1632832354_1632832371.jpg)
さっき出てきた1番の画像です。
こんな譜面が降ってきたとして、皆さんはどんなことを考えながらプレイするでしょうか?
![](https://otateki-output.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
「えーとまずは右か。そして…その左、またまた左…もう一発左だな。それでそれで…おっ右に戻るのか!」
……彼のように、一つ一つ、どこを押すか考えている…という人は、まずいないと思います。(本当に初めて音ゲーを遊んだ時はともかく)
ぶっちゃけると、特に何も考えていないのではないでしょうか
ぱっと見でどこを押せばいいかを判断し、あとは指を動かすだけではありませんか?
でも、ちょっと不思議だと思いません?
さっきの2番の画像を、思い出してみてください。
物凄く複雑にオブジェが降ってきていましたよね。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2021/02/hM1O0CX6cFwTejG1632832386_1632832402.jpg)
この画像は極端です。
ですけど、音ゲーのオブジェって、複雑に降ってくる曲も多いですよね。
だったら、何も考えずにパッと見で押すよりも、一つ一つ、どのボタンなのか、どの指で押すか…
しっかり考えながらの方が、上手くプレイできると思いませんか?
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2021/06/kesyou_jirai_make-e1622640411180.png)
いや、それは無理でしょ
……と、思った方。ええ、正解です。
できることなら、一つ一つ考えてプレイするのが1番です。
でも、それは絶対に無理ですよね。
なぜならば、オブジェは音楽に合わせて、次から次へと、休む間もなく降ってくるからです。
それを一つ一つ、どの指で押そうかな?だとか、どのボタンかな?と、考えている暇はありませんよね。
考えている間に次が降ってきてしまいます。
そう、ほとんどの音ゲーは、プレイ中に考えている暇なんてありません。
曲が始まれば、オブジェが滝のように降ってきます。
それを私たちは、どのボタンか、どの指でタップするか…、パッと見で判断するしかないんです。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2021/02/hM1O0CX6cFwTejG1632832386_1632832402.jpg)
プレイ中に考える暇がないからこそ、パッと見の判断力。
イコール「譜面認識力」が、音ゲーでは大切なんです。
パッと見でどこを、どの指で押すかを判断しなくちゃいけない…
これはどんな音ゲーでも変わりません。
「プロセカ」も、「バンドリ」も、「弐寺」も、「maimai」も、曲中にじっくり考える余裕なんてありませんよね。
逆に言えば、あらゆる音ゲーで必要な、この「譜面認識力」は、鍛えればどんな音ゲーにも通用するというわけです。
(「パッと見」がゲシュタルト崩壊してきました…)
ここまでで、音ゲー上達にもっとも重要な、そして上手い人たちが共通して高い能力である「譜面認識力」について説明してきました
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2021/02/DJMAX-RESPECT_20210213100654-800x450.jpg)
多くのプレイヤーにとって、意味がわからないであろうこんな譜面
しかし、上手い人たちにはこの意味が分かるんです。
どこをどう押せばいいのかを、一瞬で判断することができる人たちなんです
後編では、ではその譜面認識力を鍛えるにはどうすればいいのか?を解説します
(本当は一つにまとめるつもりだったんですが、あまりに長くなったのでわけました)
こちらこらどうぞ↓