【本の感想まとめ5】本の感想を書かなくなった理由と再開した理由も含めて3冊

本の感想
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去年の9月くらいまで「本の感想まとめ」を書いていた。
でも、すっかり書かなくなった。

なぜ書かなくなったか

自分の中で「書く」のハードルが上がりすぎたから。

当初、本の感想はゲームレビューと違って、人に読まれることを意識しすぎずに書こうと思っていた。
しかし書いている内に

・適当に書いても文章のトレーニングにならない。
・最低限、いち読み物としてまとまっていなくては。


とか、難しいことを考えてしまうようになった。
しっかり書かなきゃ、と思い始めた。

どんどん自分の中で「本の感想を書く」という行為のハードルが上がっていった。
次第に書くこと自体が億劫になった。

こうやって色々意識して、結局書けなくなるくらいなら、適当にでもいいから書いた方がずっとマシ。
と、最近思った。

矛盾してたり、間違ってたり見落としてたり、読んでて面白くなかったりするかもしれない。
でも、それを気にして一歩も動かないのがいちばん良くない。
この辺りが、再開する理由。

だからこのさき書く本の感想は、ハードルを作らずに書こうと思う。
そのとき読んで思ったことを書く。とりあえず今はそれで十分。
箇条書きの羅列になるかもしれないし、3行で終わるかもしれない。

でも書いているうちに、また「こんなんじゃダメだ…」と思い始めて、結局ループするかもしれない。
その時はその時である。

嫌なこと、全部やめても生きられる / プロ奢ラレヤー

脱力系の自己啓発本。
どう考えたら人生ラクになるか?みたいなことが、いろいろ書いてある。


「嫌なこと、全部やめても生きられる」なんてタイトルの本だと、だいたいは「会社をやめろ!」とか「好きなことで生きろ!」とか書いてありそう。
その点、プロ奢さんの考え方は面白いなと思った。

要は、嫌いなことで生きていかなければいいんです。
好きでも嫌いでもないことをサクッとやって、あとの時間で本当に好きなことをやったらいいんじゃない、ということです。

嫌なこと、全部やめても生きられる / プロ奢ラレヤー 扶桑社

好きなことだけで生きるのはかなり大変。
でも、これだけは絶対イヤ!ってことを回避するのは、みんなできるんじゃない?って意見。

確かに、好きなことで生きようとするよりずっと現実的だと思った。
結婚相手とか就職先とかも、満たしたい条件よりも回避したい条件で絞り込んだ方が見つかりやすいと聞いたことがある。
おしっこするとき立ったままの人だけはイヤ…みたいな。

その他にも面白い考え方、意見がたくさんあって、読んでよかった一冊。

世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書  / 林 雄司

ファミ通関連のライターがオススメしていたので読んだ本。
文体が好きで、この記事は影響を受けてる。

林 雄司氏は、おもしろ系サイト「デイリーポータルZ」の編集長(みたいなポジ)
考え方が普通と違っていて、ビジネス抜きに読んでも面白い。
その点で上に書いた「嫌なこと、全部やめても生きられる」に近い味がする。

デイリーポータルZはブログ系サイトなので、本書もブロガーなら読んでいてより面白いんじゃないかな。

たぶんコメント欄に書くのってサイトを見る人の一部で(むかしアンケートを取ったらサイトを見ている人のうち投稿したことがあるのは1割程度だった)、その人たちにとっては居心地が良い場所なんだけど、そうでない人にとっては常連が集っているカウンターみたいな存在で敷居を上げてしまうんじゃないかと思っている。

世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書  / 林 雄司 扶桑社

あるわ~と思った。
小~中規模のストリーマーとかVのコメント欄、もう常連で和気あいあいとしてて入れないこと、マジである。
有名になっていくと寂しい…ってのは、この和気あいあいが無くなるから生まれる感情なのかも。

ちょっとした例え話なんかも面白いし、検索しても出てこないような王道から外れた内容ばかりの一冊。
いいなと思った。

「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室 / NHK「幸福学」白熱教室制作班

ぼくら人間はみんな幸せになりたいと思っている。
じゃあ具体的にどのようなとき、ぼくらは幸せだと感じるの?
幸せをもたらすものって、お金? モノ? 人間関係?


こういうことを、データも使いながら考えていく本。
noteのCXO、深津 貴之氏がオススメしていたので読んでみた。
CXOってなに?

で、やっぱり大切なのは人間関係とか、目の前のものごとに集中することらしい。
収入や物質的な豊かさは、実はあんまり関係ない。

確かに最近、改めてお金とかモノっていくらあっても満たされず、幸せには関係なさそうだな…と思ってた。
分かりやすいのが積みゲー。
16歳くらいでバイト始めたころから15年近く、ずっと積みゲーは増え続けてる。
今はSteamとかのデジタル積みゲーもあるから、たぶん一生かかっても遊びきれない。
でも、それだけたくさんゲーム持ってて幸せ?って聞かれると…うーん微妙。

買っても買っても欲しいゲームはなくならないし、増えれば増えるほど買ったけど遊べてないゲームが目に付くから、幸福度的には影響なしじゃないかな。
ひょっとするとマイナスかもしれない。
近藤麻理恵さんはそういうの詳しそう。

実は他人のためにお金を使うことが幸せに繋がる…ってことも書いてあって、これも確かにそうだなと思った。
人に何かをプレゼントするのって、自分も気持ちいいんだよね。
スーパーチャットってのは、やってみると意外と幸福感を得られるのかもしれない。

人間関係については、自分は母親が死んだらスゴく希薄になってしまうので、ちょっと怖くなった。
仕事場にもプライベートにもネット上にも、学生時代レベルで付き合える友達って全然いないし。
社会とのつながりが、欲しくて欲しくてたまらなくなるかもしれない。

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書いている人

日々プレイしたゲームの、忖度のないレビュー。オタクしていて思ったことを書いています。ADV、音ゲーが特に好き。

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