あの「CLANNAD」や「リトルバスターズ!」を作ったkeyの最新作
「サマーポケッツ リフレクションブルー」がswitchに移植されると発表されました。今夏発売予定。
実はswitchってギャルゲーがかなり集まってきています
少しゲーム屋で棚を眺めるだけでも
「蒼の彼方のフォーリズム」
「グリザイアの果実・迷宮・楽園 フルパッケージ 」
「大図書館の羊飼い」
など、有名どころのギャルゲーが移植されているんです。
そこで今回、CSゲームが盛り上がっている今こそ、もう一度移植してほしいギャルゲーを選んでみました
フェイト/ステイナイト レアルタ・ヌア
何で移植しねーんだランキング第一位
派生作品、「FGO」の大ヒットにより今や業界を代表するタイトルとなったFate
その始まりとなった作品がフェイト/ステイナイト。
レアルタ・ヌアはCS移植に伴ってつけられたサブタイトルです
長大なボリュームと緻密に組み上げられた設定
そして文字だけなのに空気すら感じる巧みな戦闘シーンの描写、心揺さぶられるストーリーが魅力的な本作
これだけ人気のあるシリーズの原点でありながら、今のところ移植されたハードはPS2、Vitaのみ。
スマホでも配信はされているようです。
FGO抜きにしても極めて評価の高いタイトルで、Vitaに再移植された時にも大きな話題になりました。
需要は間違いなくあると思うので、switchに移植しても良いと思うのですが。
WHITE ALBUM2 ー幸せの向こう側ー
アクアプラスよ…このゲームを眠らせる気か…?
PS3、Vitaに移植されているギャルゲー
タイトルに2とある通り本作は続編
初代は1998年に発売されました。
とは言え繋がりは世界観を共有している程度なので、本作からプレイして問題ありません
初代から10年以上の時を経た2010年、あの「冴えカノ」でも有名なシナリオライター、丸戸史明氏が企画を持ち込んだことから本作はスタートします
男女の三角関係を主題においた珍しい作品
そのシナリオはプレイヤーの心を時にえぐり、時に感動させ、そして揺れ動くキャラクターの心理を苦しいほどに感じさせます
丸戸氏の心理描写は凄まじい力を持っており、ただのドロドロした三角関係だと思ってプレイすると衝撃を受けること間違いなし
近年遊んだギャルゲーの中でも特に気に入っているタイトル
ぜひとも移植して語り継いでいってほしいのですが
ななついろ★ドロップス Pure!!
大好きな作品
「はじめての恋」をテーマにした作品で、移植されたハードはPS2のみ
一応当時はアニメ化もされ、DSではスピンオフも発売されました
決して有名な作品ではありません
しかしシナリオが面白いので、何とか移植して再評価されてほしいと願っています
初恋が呼ぶたくさんの「はじめて」を、まるで少女漫画のような繊細さでもって描かれた作品
主人公だけでなく、初恋を通して成長していくヒロインにもスポットが当てられている珍しい内容です
今まで色んなギャルゲーを遊んできましたが、本作ほど泣いた作品はありません
怖い気持ちはある。不安もいつだって消えない。それでも、あの人を助けたい…一歩ずつ成長していくヒロインの姿に感動させられた思い出の一本です
「ギャラクシーエンジェル」シリーズ
さぁ個人的趣味が丸出しになってまいりました
私がオタクになるきっかけになった作品の一つ、ギャラクシーエンジェル
移植してほしい…というか、本作は元々CS向けに発売されたタイトル
PS2時代に6作品も発売されたのですが、その後は音沙汰がなくなってしまいました
内容はADV+SRPGのサクラ大戦のようなタイプ
大きな特徴はスペースオペラとなっている点
銀河を駆ける天使、エンジェル隊と呼ばれる軍属のヒロインたちと共に戦い、交流していく作品です
今でこそ業界からほぼ姿を消しましたが、当時はアニメもかなり長く放送
多くのオタクたちを夢中にさせた作品です
あの頃はまだ小学生だったので、すっかり年を食った今もう一度遊んでみたいんですよね
Phantom -PHANTOM OF INFERNO-
「装甲悪鬼村正」や「沙耶の唄」で有名なニトロプラスのデビュー作
シナリオは「Fate/Zero」や「魔法少女まどかマギカ」の虚淵玄氏が担当しています
元々はPCで発売され、当時はまだニトロプラスが無名だったこともあり、かなりマイナーな作品だったようです
しかしプレイヤーの間でシナリオが評価され徐々に知名度が上昇
最終的にはアニメ化もされヒット作となりました
内容はガンアクションが熱いハードボイルドもの
一人アメリカ観光に訪れていた青年が、とある事件を目撃してしまったことをきっかけに拉致されてしまいます
目が覚めると記憶を失っており、謎の少女から殺し屋になれ、と告げられる、というところから物語はスタート
あの虚淵玄氏の作品と言うことで、シナリオ重視のハードなストーリーが展開されます
移植は2003年にPS2に。
その後2012年にXbox360でも発売。これはキャラデザ、声優をアニメ版準拠でリメイクしたものとなっています。
CS移植されているニトロプラスの作品はとても少なく、5pb.との共同開発である科学ADVシリーズを除けば本作のみ
私は360でプレイしましたが、面白さに対して知名度が低すぎると感じています
虚淵玄氏のシナリオ…というだけでも遊んでみたくなるファンは少なくないはず
ぜひもう一度移植してほしいところです
以上、再移植を熱望しているタイトルをあげてみました
このほかにも「マブラヴ」とか「車輪」とか、黄金期のタイトルをあげていけば切りがありません
やはり名作は若いプレイヤーにも知ってもらい、語り継いでいきたいものです
何よりもったいないと思うんです
作りがシンプルな分、昔のタイトルでも古臭さを感じづらいのがギャルゲーのいいところだと思っているので。
switchの大活躍、PS5の発売によって盛り上がりを見せるCS業界
ギャルゲーもその波にのっていってくれたら嬉しいですね
テキストADVファンによる、テキストADVファンのための、オリジナル雑誌“風”記事。
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