【Switch新作発売スケジュール】8月の主な新作テキストADV
2023年7月28日現在確認できる、Switchの新作ADV発売スケジュールをまとめています。
Nintendo Switch
| 発売日 | タイトル |
|---|---|
| 8/3 | ・スペードの国のアリス ～Wonderful Black World～(乙女) |
| 8/10 | ・薄桜鬼 真改 万葉ノ抄(乙女) |
| 8/24 | ・カルマルカ＊サークル ・シロガネ×スピリッツ！(PS4あり) ★D.C.Ⅲ P.S.～ダ・カーポⅢ～プラスストーリー(PS4あり) |
| 8/31 | ・ラディアンテイル ～ファンファーレ！～(乙女) |
※★マークは下のコーナーでピックアップ
一言コメント
先月とほぼ変わらず、エンターグラムとオトメイトが奮闘する一ヵ月。
今月の気になる新作ピックアップ
今月発売、注目の新作をピックアップして紹介します。
ファミレスを享受せよ(Steam)
2023年8月1日配信予定。
本作はもともとはフリーゲームとして公開され、好評を呼んだ作品です。今回は追加要素を施してSteamで配信。
タイトルから内容が全く伝わってこないのに、SNSから高評価だけは伝わってくる作品で、シナリオはもちろん、その謎めいた雰囲気にも興味を惹かれる一本です。
ひとまずムーンパレスなるファミレスに迷い込むこと、そこから脱出を目指すゲームであることは確か。私自身も未プレイで、ファンも詳細を語ることを避ける作品であるため、こればかりはまず触れて見るしかなさそうであります。
フリーゲーム版も変わらず公開中なので、無料で遊びたい方はそちらでもOK。
| タイトル | ファミレスを享受せよ |
| ジャンル | ADV |
| 対応機種 | Steam |
| 発売日 | 2023年8月1日 |
| 価格 | 1500円 |
| 備考 | フリーゲーム版も公開中 |
人魔 (Steam)
2023年8月2日配信予定。
インディーゲーム開発者、致意氏が手掛けるサスペンスビジュアルノベルがSteamにて配信されます。
架空の戦後日本を舞台にした本作。空襲により廃墟と化した街で起こる猟奇殺人。そして人ならざる者「人魔」にまつわる物語は、スリリングなシナリオ体験を予感させます。
本作、PVなどを見ると、シナリオはもちろん、ビジュアル面でも力の入れようが窺え、更にフルボイスとインディーとは思えないリッチな作りですが、それでいて販売価格は300円とお手頃なのもポイントです。
しかも発売初週は20％オフとのこと…もはや週刊誌の感覚で買えちゃいます
| タイトル | 人魔 |
| ジャンル | サスペンスビジュアルノベル |
| 対応機種 | Steam |
| 発売日 | 2023年8月2日 |
| 価格 | 300円 |
WHITE ALBUM －綴られる冬の想い出－(Steam、DMM)
2023年8月4日配信予定。
アクアプラスの代表作がWindows11にも対応して再リリースされます。
“様々な形の恋愛”をテーマにした本作は、一般的な恋愛ADVとは異なり、必ずしも主人公とヒロインが1対1の関係に丸く収まるとは限りません。キャッチコピーでも切なさが強調されており…。
本作は元々は1998年に発売された作品です。このリメイク版がPS3用ソフトとして2010年に発売、その後PC版も発売されましたが、こちらは現在は販売終了。今回、対応OSを拡大しての再リリースとなります。ちなみにPS3版はPSPlusに加入していればストリーミングでプレイ可能です。
行先選択や会話イベントなどによる恋愛SLGの遊びも合わせ持った作品で、特にイベントをコンプリートするのはノーヒントでは困難。物語を追うのみの内容ではないので、ご注意ください。
| タイトル | WHITE ALBUM －綴られる冬の想い出－ |
| ジャンル | ノベル＋恋愛SLG |
| 対応機種 | Steam、DMM |
| 発売日 | 2023年8月4日 |
| 価格 | 2,490円(DMM) |
| 備考 | 過去に発売された作品の再リリース。 |
春待ちトロイダル (Steam)
2023年8月3日配信予定。
ループ高校生活ADVとカードバトルをミックスした作品。ループする卒業式までの10日間からの脱出を目指し、キャラクターたちと交流、情報を集めて世界の真相を解き明かします。
行先、行動を選択することで主人公のパラメータが変化。加えてキャラクターたちとのカードバトル、会話によるコミュニケーションなどを通し、情報を集めます。主人公とこの学校に、いったい何が起こっているのか。
体験版を遊んでみたところ、繰り返しのプレイが前提で、文字通り10日間を何度もループするゲーム内容に感じます。進行のテンポは速めで、序盤は試行錯誤よりもどんどん手を動かすイメージ。ビジュアル含めて立ったキャラクターは魅力的です。
「これテキストADVなんですか？」と言われてしまいそうですが、ストーリー進行のパートはテキストでなされるため、範疇だと判断して紹介しています。
| タイトル | 春待ちトロイダル |
| ジャンル | ループ型選択形式アドベンチャー |
| 対応機種 | Steam |
| 発売日 | 2023年8月3日 |
| 価格 | 800円ほどを予定 |
アパシー学校であった怖い話 Visual Novel Version (Steam)
2023年8月4日配信予定
『学校であった怖い話』のスピンオフタイトルです。
この作品、どうも変わった位置づけのようで、まず完全新作ではありません。本家であるSFC版『学校であった怖い話』が発売された当時、同作の小説版も発売されたようで、それをビデオゲームに移植した内容。この『アパシー学校であった怖い話 Visual Novel Version』自体は何年も前に同人作品としてPC向けにリリースされており、今回Steamでも配信されることになった…という事情のようです。
そのような性質の作品でありますから、シリーズの特徴であった分岐は無し。一本道のビジュアルノベルです(実は分岐があるバージョンも存在するようなのですが、どうもこの辺りは複雑な模様)。
過激さゆえにSFC版ではNGになった話を収録しているようで、本家とはキャラクターのイメージ含めてだいぶ異なる模様。ビジュアルまで含めて“エグみ”が増しているようなので、苦手な方、本家のイメージが好きな方は注意が必要…？
本シリーズは一作辺りの物量を重視するあまり、エピソードのクオリティはまちまちな印象ですが…本作がどうなっているのか気になるところ。
ちなみに小説版はkindleにて1冊99円。全7巻で配信中です。内容を読みたいだけならこちらでも問題ないようです。
| タイトル | アパシー学校であった怖い話 Visual Novel Version |
| ジャンル | ADV |
| 対応機種 | Steam |
| 発売日 | 2023年8月4日 |
| 価格 | 不明 |
D.C.Ⅲ P.S.～ダ・カーポⅢ～プラスストーリー (Switch、PS4)
2023年8月24日発売。
CIRCUSの人気恋愛ADVシリーズの3作目がSwitchとPS4に移植されます。
本作、実は1度PSPに移植されているのですが、ハードの移行期だったこともあり、CSでの影が薄くなっていました。今回ついに現行機で遊べるように。
シンプルな学園恋愛…というイメージが強いシリーズですが、この3作目はやや変化が込められているのが特徴です。
と言いますのも、シリーズ恒例の舞台である「初音島」のほか、ロンドンにある魔法学校を舞台にしたもう一つの物語も合わせて語られる内容なのです。登場するキャラクターはほぼ同一ですが…？
今年の1月には最新作も発売されたダ・カーポ。息の長いタイトルであります。
| タイトル | D.C.Ⅲ P.S.～ダ・カーポⅢ～プラスストーリー (Switch、PS4) |
| ジャンル | 恋するアプリ |
| 対応機種 | PS4、Switch |
| 発売日 | 2023年8月24日 |
| 価格 | 完全生産限定版 ： 9,980円(税込：10,978円) 通常版 ： 7,480円(税込：8,228円) ダウンロード版 ： 7,100円(税込：7,810円) 早期ダウンロード版 ： 6,355円(税込：6,990円) ※早期ダウンロード版はNintendo Switch版のみ |
【短編紹介】週末の一本
ゲームを遊ぶ時間がなかなか取れない…
悩めるゲーマーのために、週末のお休みだけでクリアできる短編を紹介します。
Lifeline（スマホ)
トークアプリ風テキストADV。クリアまで1時間程度…なんですが、実時間では丸1日程度は見ておいた方が良いでしょう。
異星に不時着したとある宇宙飛行士、タイラーと、メッセージアプリを通して繋がり交信する…という内容。帰ることも助けを呼ぶこともできず途方に暮れるタイラーに、選択肢を通して行動を指示します。
ポイントは、ゲーム中に“待ち時間”が細かく配置されていること。設定上、タイラーとプレイヤーはリアルタイムで通信を行っており、そのためタイラーが行動していてメッセージアプリを起動できない間は、ゲームを進行させることができません。
アナタはタイラーを生存へと導くことができるでしょうか。
物語自体はシンプルですがユニークな仕様が話題を呼び、現在ではシリーズが8作品もリリースされています。待ちの都合上、一度にプレイできる時間は多めに見ても10分。スキマ時間にもどうぞ。
テキストADVらしく分岐もあり、再プレイ時は早送り、巻き戻しも可能になるため、より良いエンディングを目指して周回するこのジャンルらしい遊びも。
| タイトル | Lifeline |
| ジャンル | ADV |
| 対応機種 | スマホ |
| 価格 | 240～400円 |
| プレイ時間の目安 | 1時間(待ち含めて1日程度) |
フリーゲーム探訪記 Vol.19
無料で遊べるフリーゲームから、オススメ作品を紹介します。
メモリーガール
乃花こより氏(@nonono__9)製作。
主人公はあるゲームの中で自我を持ってしまったヒロイン。
ヒロインは同ゲーム内のキャラクターから愛の告白を受けますが、直後、そのキャラクターはなぜか消息を断ってしまいます。するとゲームにエラーが発生。ヒロインはある地点から同じ展開を繰り返すゲームの世界に閉じ込められてしまうのですが…？
シナリオもさることながら、演出も見どころな作品です。画面遷移時の一瞬の表現、SEなど細部にこだわりが見える作りに驚かされました。シナリオは分岐もまじえつつ、クライマックスの盛り上がりも十分。メインテーマソングまで用意されているリッチな仕上がりで、しかもボーカルは制作の乃花こより氏自身。
ちなみに500円での有料版もあり。こちらはエンディングが1つ追加されているようです。
| タイトル | メモリーガール |
| ジャンル | せつない恋のアドベンチャーゲーム |
| 対応機種 | PC |
| プレイ時間の目安 | 60分 |
| 備考 | 500円の有料版もあり |
【終わりに】～編集後記～
ギャルゲーマガジン化に抗うべく、意を決してSteamの新作情報に手を出し始めました。
もともとSteamの新作をまとめなかったのは、偏にSteamの新作リストが見づらいから、玉石混合すぎるからだったのですが、久しぶりに見てみたらそうでもなかったので…。単なる思い違いでしょうか。
ギャルゲーマガジンでも私自身は良いのですけど、やはりニッチであるため、前々からもう少し射程範囲を広げたいとは思っていたのですよね。Steamでリリース予定の作品は実に多様で、このジャンルの主流はすっかり移り変わっていたのだと実感させられました。
とはいえ私自身がギャルゲーから卒業するのかいうと、そういうわけでもありません。
今月は短めですが『ふゆから、くるる。』を遊びましたし、何気なくプレイした『はつゆきさくら』がイメージと全く違う読み応えのある内容で驚いているところです。さすがに王道を直球で行く作品のプレイ頻度は落ちていますが…。
さて、今月はいつもやっている成人向け作品の紹介をお休みします。
紹介したいと思えるタイトルが見つからなかったためです。これこそ同人に目を向ければいくらでもあるのでしょうが、こちらの玉石混交はSteamの比ではないでしょう…。本当は美少女万華鏡シリーズ最新作で行く予定だったんですが、12月に延期してむしろ作品世界的にはぴったりになりましたね…。
9月の終わりはアレとかソレ(ちる)とか色々発売されますけども。もちろん予約したぜ…！
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