【CS新作発売スケジュール】5月の主な新作テキストADV
2023年4月30日現在確認できる、CSの新作ADV発売スケジュールをまとめています。
Nintendo Switch
発売日 | タイトル |
---|---|
5/2 | ・Weeping Willow – Detective Visual Novel(DL専) |
5/18 | ・ワンド オブ フォーチュン R for Nintendo Switch(乙女) |
5/25 | ★Princess Arthur for Nintendo Switch(乙女) ★ふゆから、くるる。 ★アカイイト&アオイシロHD REMASTER ・アオイシロHD REMASTER(DL専) ・アカイイトHD REMASTER(DL専) ・蒼の彼方のフォーリズム EXTRA1S ★蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2S ・蒼の彼方のフォーリズム EXTRA1+2S ・BUSTAFELLOWS シーズン2(乙女) |
5/26 | ・おいでませこくりさん(DL専) |
※★マークは下のコーナーでピックアップ
PS4
発売日 | タイトル |
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5/25 | ★ふゆから、くるる。 |
5/26 | ・おいでませこくりさん(DL専) |
※★マークは下のコーナーでピックアップ
今月の気になる新作ピックアップ
発売スケジュールの中から、注目の新作をピックアップして紹介します。
Princess Arthur for Nintendo Switch
2023年5月25日発売。
オトメイトブランドから発売の乙女ゲームです。
普段、当マガジンでは乙女ゲームをほとんど紹介しません。これは乙女ゲームを軽視している…とかでなく、私自身がこのジャンルにほとんど触れたことがないため、紹介するにしても公式のコピペくらいしかできないから。
…が、この『Princess Arthur 』はちょっと事情が違うんです。
というのも本作、もとはPSPで発売されたタイトルでして、その後にVitaにも移植されました。このVita版はフリープレイで配信されたことがあり、私も一度、積みゲーの合間にプレイしたことがあるんです。その時は共通ルートだけを遊んでやめてしまったのですが…これがなかなか面白かった記憶があるのです。
タイトルからも分かる通り、アーサー王伝説を下地にした乙女ゲーム。
上記は、なにぶん昔の話ですし、今遊んでどう感じるかはわかりません。クリア済みの方のレビューを読むと、個別ルートに入ってからの失速が大きい様子。とはいえ、思い出のあるタイトルの移植と言うことで紹介した次第。フリープレイを欠かさずチェックしている…という方は、きっとライブラリに眠っているはずです。
タイトル | Princess Arthur for Nintendo Switch |
ジャンル | 女性向け恋愛アドベンチャー |
対応機種 | Switch |
発売日 | 2023年5月25日 |
価格 | 通常版:7,150円(税込) 特装版:9,350円(税込) DL版:7,150円(税込) |
ふゆから、くるる。
2023年5月25日発売。
“SF四季シリーズ”と銘打たれたシリーズの一作で、元々はPCで展開されていた作品です。
『はるまで、くるる。』
『なつくもゆるる』
『あきゆめくくる』
…と、各季節の名を冠した4本からなる作品群で、本作『ふゆから、くるる。』はその最終作。とはいえ作品はそれぞれ独立しているため、本作から遊び始めても問題ありません。
学園内で首無し死体が発見されることから、物語が動き出します。
「えっ? しほんちゃんが死んじゃうかもしれないってどういうこと?
ええっ? しほんちゃんの頭部がなくなっちゃったの?」しほんちゃんの首無しの胴体が瞑想室でみつかったらしいのだ。
『ふゆから、くるる。』公式サイトより
公式サイトのあらすじなど見ても不穏な雰囲気がありますが、“SF”でもある本シリーズ、一般的なミステリとは異なる内容に仕上がっているようです。先んじて発売されているPC版の評価は賛否入り交じっていますが…どうなるでしょう。
ちなみに主人公も女の子であるため、いわゆる百合モノでもあります。
タイトル | ふゆから、くるる。 |
ジャンル | 学園SFミステリーADV |
対応機種 | PS4、Switch |
発売日 | 2023年5月25日 |
価格 | 限定版 12,078円 通常版 8,228円 DL版 7,810円 |
アカイイト&アオイシロHD REMASTER
2023年5月25日発売。
元々はPS2で発売された両作が、HDリマスターされて復活します。
両作は世界観を共有しており、どちらもが主人公が女性であり、旅先である少女に出会うことから物語が始まります。百合モノです。
バッドエンドへの分岐も多く盛り込んだADVであり、スリリングな展開も織り交ぜながら“血の絆”で繋がっていく主人公たちの姿が描かれます。
筆者は『アカイイト』のみPS2版をプレイ済み。百合にはそれほど思い入れのない私ですが、各ルートを終えるたびに厚みを増していく物語、インパクトの大きいバッドエンドに驚かされたことを覚えています。
今回のHDリマスター、パッケージ版は両作と特典ディスクがセットになった特別版のみ。個別での販売はDL版のみとなっているのでご注意ください。
ちなみに、リマスター前の発売順は『アカイイト』→『アオイシロ』でした。
タイトル | アカイイト&アオイシロHD REMASTER |
ジャンル | 和風伝奇アドベンチャー |
対応機種 | Switch、Steam |
発売日 | 2023年5月25日 |
価格 | パッケージ版(2作セット+特典):12,980円 DL版:各1,650円 |
蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2S
2023年5月25日発売。
『蒼の彼方のフォーリズム』の各ヒロインの後日談を描いた“EXTRA”シリーズ。鳶沢みさきルートのその後が展開される『EXTRA2』がSwitchに移植されます。
本作のPC版は当ブログが2022年の新作の中でナンバーワンに選んだ作品でもあり、老舗ADV評価サイトでも評価を獲得しています。
迫力の競技シーンはもちろん、キャラクターの感情が爆発するシーンが最大の見どころ。一枚絵を巧みに組み合わせてキャラクターを動かす演出も白眉で、イチオシの作品です。本編のプレイは必須であるため敷居があるのは否めませんが、それを踏まえてもオススメ。
ちなみに同日には本編登場の別ヒロイン、有坂真白のその後を描いた『EXTRA1』もそろって移植されます。特典を多数同梱したセット版なども発売予定。
タイトル | 蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2S |
ジャンル | ADV |
対応機種 | Switch |
発売日 | 2023年5月25日 |
価格 | 7678円 |
備考 | 後日談であるため、本編『蒼の彼方のフォーリズム 』のプレイ必須 |
【短編紹介】週末の一本
ゲームを遊ぶ時間がなかなか取れない…
悩めるゲーマーのために、週末のお休みだけでクリアできる短編を紹介します。
Selene ~Apoptosis~ (PC)
Steamにて無料配信中。2時間程度でクリア可能です。
「フリーミステリアスホラービジュアルノベル」と位置付けられた作品。俗っぽく言えば精神的ホラー×官能的表現を組み合わせた内容。このような混合はありふれているものの、本作はジャンプスケアも含めた演出にこだわりが見られるのが特徴です。不気味なシーンは本当に恐ろしく、読み進めるのが苦しくなることもありました。
明確な起承転結のある物語ではありませんが、雰囲気作りは十分。不可解さも面白さの内として楽しめる一本です。ややグロテスクなシーンもあるため、苦手な方は注意してください。
タイトル | Selene ~Apoptosis~ |
ジャンル | ノベル |
対応機種 | PC |
価格 | 無料 |
プレイ時間の目安 | 2時間 |
フリーゲーム探訪記 Vol.16
無料で遊べるフリーゲームから、オススメ作品を紹介します。
非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
Plastic Tekkamaki氏(@Makitekk)製作、ノベルゲームコレクションにて配信中。
氏自身が製作したLofi Hip HopをBGMに語られる一本道ノベル。当マガジンでは過去にも同氏製作のフリーノベルゲーム『深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to』を紹介しました。そちらも音楽を据えて楽しむことを前提においた作品でしたが、本作でもそれは同様です。
ノベルゲームにおいて、音楽とは決してメインディッシュにはなり得ないもののように思えます。あくまでもシナリオ、キャラクターが大前提で、音楽は盛り上げ役。しかし本作は、そのある種の主従関係に縛られず作られているように見えるのです。
氏が音楽とゲーム、どちらを先に作ったのかは、私には分かりません。ただあくまでも自作のLofi Hip Hopを添えること前提にしたであろうこのシナリオは、まるで音楽のテンポに合わせるように、その雰囲気を損なわないように、どこか気怠さもまじえながら語られます。
波乱の展開で遊ばせる作品ではありません。しかしLofi Hip Hopの穏やかさ、遅さに沿った本作は、プレイヤーの感覚をもそのテンポに取り込み、緩やかな気持ちを取り戻させてくれるような…そんな魅力があります。
タイトル | 非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore |
ジャンル | ノベル |
プレイ時間の目安 | 3時間 |
【終わりに】~編集後記~
いつもよりちょっと遅くなりました。5月の連休中の更新です。
例年新作ゲームの閑散期となる5月ですが、月末には多数のタイトルが発売になります。確か去年は観測できる新作が2本とかだったので、本数だけなら相当盛り上がっているように見えますね。移植が中心ではありますけども。
中でも注目が大きいのは『アカイイト&アオイシロHD REMASTER』でしょうか。純粋にPS2→Switchとかなり期間の空いた再始動であることはもちろん、決して有名な作品でもないため、このリマスターは予想外でした。業界全体で見ればゼルダ一色になりそうな5月ですが、当マガジンもネタが豊富で一安心です。
さて4月の私自身はどうだったのか振り返りますと、ブログ記事を書いたADV2本の他は、ゆずソフトの『千恋*万花』などをプレイしておりました。まだ途中ではありますが、さすがヒロインを可愛く描く力は相当なものだと驚きながら遊んでいます。その辺りの感想も含めて今月中に書きたいところ。4月末の新作であった『カルタグラ~ツキ狂イノ病~REBIRTH FHD SIZE EDITION』などもプレイ開始しており…どちらかでも連休中に終えられたらと思います。
先日はマガジンの増刊号…だと精神的に位置づけているまとめてADVを紹介する記事を書きました。どれもぶっ通しなら半日でエンディング。1日1時間でも1週間かからないくらいの短編なので、時間の無い方。連休中、今からでも何か初めて、しっかり終えたい方にオススメです。
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