CS新作発売スケジュール】3月の主な新作テキストADV
2023年2月26日現在確認できる、CSの新作ADV発売スケジュールをまとめています。
Nintendo Switch
| 発売日 | タイトル |
|---|---|
| 3/2 | ★BROK the InvestiGator 名探偵ブロクと秘密の依頼(DL専) |
| 3/3 | ★災難探偵サイガ～名状しがたい怪事件～ |
| 3/9 | ★あの、素晴らしい をもう一度／再装版HD ★パラノマサイト FILE23 本所七不思議(DL専) ・ドラッグ王子とマトリ姫(乙女) ・雲上のフェアリーテイル |
※★マークは下のコーナーでピックアップ
PS4
| 発売日 | タイトル |
|---|---|
| 3/2 | ★BROK the InvestiGator 名探偵ブロクと秘密の依頼(DL専) |
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今月の気になる新作ピックアップ
発売スケジュールの中などから、注目の新作をピックアップして紹介します。
BROK the InvestiGator 名探偵ブロクと秘密の依頼
3月2日配信
steamでリリースされ高評価獲得の推理ADV×ベルトスクロールアクションが家庭用ゲーム機に登場します。
テキストベースの推理ADVとベルトスクロールアクション。一見かけ離れている2ジャンルの融合が大きな特徴。推理の合間にアクション…というだけでなく、時にはアクションで強引に事件を解決する選択も可能なようです。
力と知能、どちらで真相を暴くかはプレイヤー次第…？
もちろん推理ADVとしても楽しめる作品で、ローカライズも好評。既ジャンルの新たな形に期待の一本です。
| タイトル | BROK the InvestiGator 名探偵ブロクと秘密の依頼 |
| ジャンル | 推理ADV×ベルトスクロールアクション |
| 対応機種 | PS4、Switch |
| 発売日 | 2023年3月2日 |
| 価格 | 2499円 |
| プレイ時間の目安 | 1周目は15～20時間(商品ページより) |
| 備考 | Steam版も配信中 |
災難探偵サイガ～名状できない怪事件～
3月3日配信予定。特典付きのパッケージ版もあり。
世界最恐の猛不運探偵、天堂サイガの災難譚をコミカルタッチで描くADV。
主人公サイガは卓越した頭脳、たくましい肉体など、およそ探偵らしい取柄は何も持っていません。そんな彼の最大の特徴は…とにかく不運であること。
失敗だらけの迷探偵。そんな彼の元に謎の占い師ヒン・レイと、あと邪悪なる神の影が迫っていて…
作家、黒史郎によるクトゥルフ神話のエッセンスを随所に盛り込んだ…と公式サイトで語られる本作は、しかしコミカルに珍事件を解決する内容をうかがわせる一本。黒史郎氏の名前は知らなかったのですが、どうもクトゥルフ神話に関わる本をいくつも書いている方のようです。
本作自体はあまりにマイナーですが、氏がシナリオを手掛けているならば…？
ちなみにパッケージ版には黒史郎作の小説が付属します。こちらは一般書店でも既に発売済み…と、同梱物としてはかなり珍しいパターン。
| タイトル | 災難探偵サイガ～名状できない怪事件～ |
| ジャンル | コミカル災難アドベンチャー |
| 対応機種 | Switch、Steam(発売日未定) |
| 発売日 | 2023年3月3日 |
| 価格 | DL版：2728円 パッケージ版：5720円 |
| 備考 | Steam版のみ発売日未定 |
あの、素晴らしい をもう一度／再装版HD
3月9日発売予定。
元は1999年に発売され、「ゲーム性を重視したノベルゲーム」と銘打たれた本作が、装い新たにSwitchに登場。パートボイスの追加はあるものの、本質は変わっていないとのこと。
分岐先で得た記憶をもとに、過去の分岐へ戻って進めなおすことで、また新たな物語へ…。一風変わったインタラクティブな遊びを用いた内容が特徴。
23年の時を経てついに家庭用ゲーム機に登場する本作。古参ファンから若い世代まで注目の一作です。
| タイトル | あの、素晴らしい をもう一度／再装版HD |
| ジャンル | ADV |
| 対応機種 | Switch |
| 発売日 | 2023年3月9日 |
| 価格 | 通常版：4,378円 限定版：7,678円 |
パラノマサイト FILE23 本所七不思議
3月9日配信
先日のニンテンドーダイレクトでもピックアップされ話題を呼んだ作品。
ディレクションとシナリオはあの『探偵・癸生川凌介事件譚』シリーズを手掛けた石山貴也氏。
『おいてけ堀』など現代にも伝わる本所七不思議を主題にして語られる本作は、複数の主人公による「呪い合い」からなるスリリングなシナリオ展開を予感させます。
昨年発売された『春ゆきてレトロチカ』などからも、ADVへの本格的な力の入れようが伺えるスクエニ。注目度の高まりに応えてくれるか。内容に期待です。
| タイトル | パラノマサイト FILE23 本所七不思議 |
| ジャンル | ホラーミステリーADV |
| 対応機種 | Switch、Steam、スマホ |
| 発売日 | 2023年3月9日 |
| 価格 | 1,980円（税込) ※iOS／Android版は1,900円（税込） |
フリーゲーム探訪記 Vol.14
無料で遊べるフリーゲームから、オススメ作品を紹介します。
Re:Bus
竹関工房(@takekan_games)製作。ノベルゲームコレクションにて配信中。
主人公ヨルは、ごく普通のOL。帰りの電車の中で眠ってしまい、気が付けば見知らぬ終点駅で降りることに。帰る手段も夜を明かす場所も見当たらず途方に暮れるヨル。しかしそこで、真夜中にも関わらず循環バスが運行していることに気づきます。
およそ利用客などいないであろうこんな時間に、なぜ…？
ヨルは疑問に思いながらも、ひとまずバスに乗ることに。不思議な出会いに彩られる物語が幕をあけます。
画面から行先を選択して物語を進めていくADVです。
選択するごとに時間が経過していき、３～４回選択するとそこでひとまずゲームは終了。もういちど「はじめから」でゲームを再開し、再び各所を訪れることから始めていきます。そこでは変わった人物との出会いがあったりなかったり。おなじ場所でも2度、3度と訪れることでテキストが変化するため、とにかく周回を繰り返すことが前提の内容。
深夜、見知らぬ街をひとり歩く。
そんな楽しみを味わる作品ながら、一方で周回により徐々に本筋も進行し、やがては物語としての完結も見えてきます。ただそのためには何度も「はじめから」を押す必要があり、1度のプレイは10分程度ながら、遊び終えるまでには数時間を要するでしょう。
面白いのははじめ、深夜徘徊の雰囲気を味わうADVとして遊ばせつつ、徐々にテキストの中からヒントを拾い集め、最適な分岐を探す攻略重視の作品へと変化していく点。
やや難しいというか放り投げすぎな印象も受けますが、サウンド、物語、遊ばせ方、画面レイアウトなど拘りの点も多くみられる力作です。オススメ。
| タイトル | Re:Bus |
| プレイ時間の目安 | 2～3時間 |
| 備考 | 攻略難度やや高め 公式Twitterアカウントにてヒント公開されています |
【短編紹介】週末の一本
ゲームを遊ぶ時間がなかなか取れない…
悩めるゲーマーのために、週末のお休みだけでクリアできる短編を紹介します。
和階堂真の事件簿2 – 隠し神の森 / クリアまで1時間
スマートフォン向け短編推理ADV。無料で配信中。広告は少なめ。プレイ次第では一度も見ずにクリアできます。
スカシウマラボ制作の本シリーズは「1時間でクリアできる推理アドベンチャー」をコンセプトにした短編作品。タイトルに2とある通り、シリーズ物の続編ですが、前作も同じく無料かつ短編であるため、2本を続けて遊んだとしてもお休み一日あれば十分遊べてしまいます。
内容は行先選択と会話を繰り返し、証拠となる情報を集めて事件解決を目指す推理ADV。シンプルなグラフィックで軽快に動作、くわえてコンパクトながらも勘所はおさえた内容です。
本シリーズはSwitch、Steamへの移植も決定していますが、現在配信中のスマートフォンはコンセプトにマッチしており、ハードに拘りがないならスマホ版がオススメ。
ちなみに、推理系の選択肢で失敗すると広告動画が挿入されます。なるべく見たくないがため、結構真剣になって遊んでしまうのはなかなか面白い体験です。
| タイトル | 和階堂真の事件簿2 – 隠し神の森 |
| ジャンル | 推理ADV |
| 対応機種 | スマホ |
| 価格 | 無料 |
| プレイ時間の目安 | 1時間 |
| 備考 | Switch、Steamにも移植予定 |
【終わりに】 ～編集後記～
花粉ノ刻がやってまいりました。1年でもっともテレワークが羨ましい季節です。電車、バスの中って結構きますよね…
さて今月は全年齢向けADVをたくさん紹介しました。
実は先日のニンテンドーダイレクトで紹介された『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』以外、特にめぼしいタイトルは…と思っていました。しかし改めてスケジュールを確認してみると、なんだか面白そうな作品がたくさん。紹介したゲームは私自身も全て入金済みです。まだまだ移植中心だった2023年のCS全年齢向けADV、いよいよ本格始動の1ヵ月になりそうです。
いずれもマイナーな作品ですが、中で面白いのは『災難探偵サイガ～名状できない怪事件～』です。ファミ通の発売カレンダーにも未だに載っていない作品で、最近になってようやくeショップの予約欄に出てきたほど。パケ版ありでもう今週発売なんですけども……相当マイナーな一本になりそうです。これで良作だったら面白いんですけど…どうなることでしょう。
ちなみに2月頑張りすぎなエンターグラムはさすがにお休み…と思ったら、完全新作オリジナルタイトルを発売予定。テキストADVではないため紹介せず。移植メインとはいえ元気すぎる会社だと思います。
R18界隈が『サクラノ刻』の発売に湧いている中、私はいまだに『サクラノ詩』をプレイ中です。
Twitterにも何度かネガティブなツイートを投稿しましたが(こういうのやめたいと思ってるんですが…)、予想とはちょっと違った内容に戸惑いつつ、ようやく終盤まできました。感想記事を書くかどうかは不明…ひとまずエンディングを見て先に進みたいところです。
次回は3月末の予定。
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