あなたは今、歩道で信号が変わるのを待っている。
ずいぶん長い赤信号だ。お気に入りのバンドの新曲が、もうCメロに差し掛かっている。
無視して渡ってしまいたい。だがそれは難しそうだ。
片側二車線の大通り。やはり、交通量が多い。
風を切る音をのせて、車が次々に走り去ってゆく。
遠回りになるけれど、少し先の歩道橋を使った方が早かったかもしれない。
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退屈していたあなたは、ちょっとしたゲームを思いついた。
この道路を、あえて信号無視して渡ってみるのだ。
無事に反対側まで渡ったら、1点獲得だ。
また信号を無視して戻ってこられたら、更に1点。
これを繰り返し、一度も車にぶつからず、なんど渡れるかに挑戦するのだ。
もちろん、車にぶつかったらゲームオーバーだ。
いや待て。
これでは、車が来ていない時にだけ渡れば絶対にミスしないじゃないか。
そうだ、一定時間渡らずにいてもゲームオーバー、というのはどうだろう。
もし車をギリギリで避けられたら、ボーナスで1点獲得…なんてのも面白そうだ。
ゲームオーバーと隣り合わせの危険をおかすほど、メリットを得られる仕組みだ。
さぁ、命がけのゲームの始まりだ。
あなたは唇の端をわずかにあげて、微笑んだ。
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「Ding Dong XL」は、120円、5分で遊べるスコアアタックゲームです。
カンタンなルール、ワンボタンの操作、短いプレイ時間。
それでいて、挑戦し甲斐のある難易度です。
スキマ時間に遊ぶにはもってこい、オススメの一本です。
タイトル | Ding Dong XL |
対応機種 | Switch、PC、スマホ |
価格 | 100~120円 |
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2022/01/FJY_rQBUUAEDYfQ.jpg)
紹介と総評
「Ding Dong XL」とは
「 Ding Dong XL 」は、シンプルな操作で遊ぶスコアアタックゲームです。
あなたが操作するのは、ボール。
操作と言っても、使うボタンは1つです。
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ボールは画面の上、もしくは下の、中央に配置されています。
ボタンを押すと、ボールは反対側へ直進します。
加減速、停止はできません。
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反対側へ到達すると、1点獲得です。
もう一度ボタンを押すと、戻ってきます。
端につくと、再び1点。
これを繰り返し、何点獲得できるかに挑戦します。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2022/01/iv7BinvIOCnxomB1642592233_1642592364.jpg)
画面左右からは、障害物が飛んできます。
もしボールがぶつかってしまうと、即ゲームオーバー。
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また、一定時間ボールを動かさずにいてもゲームオーバーです。
さぁ、あなたは一度もぶつからずに、何点獲得できるでしょうか?
これが「Ding Dong XL」です。
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総評
シンプルながらもスコアアタックが面白い、良作であると感じました。
内容は、上記の解説が全てです。
簡素にまとまっている分、不満らしい不満もありません。
気軽に楽しめる内容ですが、反して難易度は意外なほど高い。
よほど上手でなければ、1プレイは5分前後で終わります。
一方でリトライが早いため、リプレイ性が高い一面も。
缶コーヒーよりも安い値段で。
気軽に、5分のスキマ時間から。
それでいて、挑戦し甲斐のあるスコアアタックを楽しめる作品です。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2022/01/FJY_5gIUYAIRkp7.jpg)
またネオン風味の演出がよく効いており、ビジュアルは120円とは思えないほど豪華です。
タイトルからゲームプレイ、リザルトまでシームレスにつながったエレクトロ系サウンドも特徴。
音楽に切れ目がないため、遊ぶこちらの気持ちも途切れず、リズムにのるように何度もリトライしてしまいます。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2022/01/FJY_rQBUUAEDYfQ.jpg)
実にシンプルですが、それゆえに気軽に、しかし熱中してしまうゲームです。
1プレイが短いため、ちょっとした時間に遊ぶのにもってこい。
120円とは思えないほど、煌びやかな演出も好印象。
シームレスなサウンドが、再チャレンジをリズミカルに促します。
安くて、分かりやすくて、面白い。
そんなゲームを求めている方に、オススメです。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/5f02306b2f2bbea61d759648a88caa00.jpg)
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詳しいレビュー(?)
120円。シンプル。けれど、何度でも。
詳しいレビューと言っても、シンプルな作品であるため、語れることも多くありません。
障害物に当たらずに、ボールを移動させられればOK。
慎重に、よく見てボタンを押せばミスすることはありません。
しかし記録を伸ばしているうちに、だんだんと注意が散漫になります。
点数が欲しいあまり、タイミングの見極めがいい加減になってきます。
ボールは停止も減速もできません。
だから「あっ!」と思ったときには、既にアウト。
次はもっと慎重にやるろう。まだ伸ばせる。
そう思って、リトライするのですが…
シームレスにつながったサウンドが、隠し味のように効いていると感じました。
タイトル、プレイ、リザルトが全て1つのBGMのようにつながっています。
音楽が切れないため、遊ぶこちらの気持ちも、ゲームから離れません。
まるで一つの曲のリズムにノリ続けるように、リトライを押してしまいます。
安くて、分かりやすくて、でも面白い。
そんなゲームを求めている方に、本作をオススメします。
終わりに
何となく買ってみたゲームが、面白かった。
これはゲーマーとしてとても嬉しい瞬間です。
手ごろでシンプルなゲームを求めている方に。
スキマ時間を潰すのにもオススメです。
ただし、リトライのし過ぎには気を付けてくださいね。
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