突然ですが、質問させてください。
あなたは本作に、何を求めているでしょうか?
もし、お色気要素を求めているならば、ぜひ今すぐ購入してください。
本作は、その期待を決して裏切りません。
デッキ構築型ローグライトとしても、タワーディフェンスとしても、底の浅いゲームです。
早々に最適解が判明し、しかも最適解以外の攻略法が見つからない。
しかし、全年齢向けの限界であろうお仕置きシーンのセクシーっぷりが、そんなものを全て些事にします。
これを見るためだけにでも、本作を遊ぶ価値はあります。
お色気要素を求めるならば、まず買って損はしません。
タイトル | デュエルプリンセス |
ジャンル | デッキ構築型ローグライト×タワーディフェンス |
対応機種 | Switch |
価格 | 2,780円(税込) |
プレイ時間の目安 | 7~10時間 |
備考 | steam版も配信予定 |
作品紹介と総評
作品紹介
「デュエルプリンセス」は、デッキ構築型ローグライクと、タワーディフェンスを組み合わせたゲームです。
主人公は、大魔王の討伐を目指す10人のプリンセス。
ひとりを選択し、プレイを開始します。
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マップを進めながらカードを集め、デッキを構築。
戦闘ではそのカードを使って、味方を召喚。敵拠点を目指して進軍します。
移動、攻撃は自動で行われます。
相手のカードを撃破しつつ、拠点に攻撃して耐久力をゼロにすれば、勝利。
プリンセス同士の対戦に勝てば、“お仕置き”が始まります。
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総評
本作のポイントは、以下の2点です。
・値段以上のクオリティ、スケベなお仕置き
・浅いデッキ構築&タワーディフェンス
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2022/01/FJOXaExVQAA_Vxp.jpg)
デッキ構築と、そのデッキで戦うタワーディフェンス。
これはB級のクオリティだと感じました。
遊んでいて、深みを感じません。
というのも本作、バランス重視のデッキさえ組めば、どんな相手にも通用してしまうのです。
バランスを意識して、まんべんなくカードを集めるのが最適解。
いつも同じようなデッキを目指すことになるため、構築の楽しみはほとんど感じられません
使うデッキが変わらないため、戦いはいつも同じような展開になります。
ならばとバランスを無視したデッキを組もうとすれば、今度はカードの個性の弱さがネックに。
特殊なカードが少ないため、特殊なデッキも組めません。
毎回、同じデッキを使わざる得ない。
いつも同じデッキで、同じ展開の戦い。変化がありません。
このような点から、本作は浅いと感じました。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2022/01/FJOXL2dVgAA4azd.jpg)
一方、値段以上のハイクオリティだと感じた点もあります。
それは全てのプレイヤーが期待しているであろう、本作の醍醐味。
お色気要素、スケベなお仕置きです。
各チャプターの最後には、敵対するプリンセスがボスとして待ち構えています。
この戦いに勝利すると、相手をお仕置きするミニゲームがスタートします。
やることは実に単純。
画面いっぱいに表示された女の子をクリックするだけです。
たったそれだけなのに、これが抜群にスケベです。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2022/01/lxoP664PCHs2hx31642445851_1642445922.jpg)
ますますのパワーアップを見せる乾和音(いぬいわおん)氏デザインのキャラ、イラストが、まず良い。
ポイントは、パンツ。そして引き締まった腹です。
また、声優さんの悩まし気な演技も、臨場感を高めます。
エクスタシーへ迫るほどに変化する表情、セリフも、生々しさを更に強くします。
このスケベっぷり。
本作は3000円弱のミドルプライス。
ですが、フルプライスのゲームと比べても、スケベ度合いは全く見劣りしません。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2022/01/FJOXaExVQAA_Vxp.jpg)
デッキ構築ローグライク×タワーディフェンスとしては、B級の出来です。
カードの個性の弱さが、構築と戦闘の浅さに繋がってしまっています。
3時間も遊べば、9割方は勝利できる構築が見えてくるでしょう。
そして、それ以外の構築を楽しめるだけの深みはありません。
一方、お仕置きのエッチっぷりは必見。
美少女のエッチなイラストなんて、無料でいくらでも見られる時代です。
そんな中において本作は、お金を取るだけのクオリティで仕上げています。
あなたは本作に、何を求めますか?
答えがエッチな要素であるならば、「デュエルプリンセス」を買って損をすることはないでしょう。
詳しいレビュー
いつも同じになる、浅いデッキ構築と対戦。
本作はデッキ構築型ローグライト。
またタワーディフェンスとして、良いゲームとは言えません。
カードゲームのデッキとは、多様であるからこそ、面白いのだと思います。
攻撃狙いか、守り重視か、あるいはバランスを取るのか。
狙う戦法によってデッキの内容は、全く異なるものになります。
そしてデッキが異なれば、対戦の展開も大きく変化します。
だからいつだって新鮮で、勝負の行方も予測できない。
もしこれが、みんな同じデッキばかりだったらどうでしょう?
デッキが同じならば、取る戦法も同じです。
戦法が同じなら、対戦の内容も似たようなものばかりになります。
これでは変化が少なく、退屈です。
正に本作は、このような同じデッキばかりで退屈なゲームなのです。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2022/01/FJOXL2dVgAA4azd.jpg)
「デュエルプリンセス」におけるデッキ構築は、バランスが大切です。
カードには属性があり、これにより有利不利が存在します。
また使用にはコストが必要。
これもカードによって大小があります。
属性が偏れば、不利な相手に一方的にやられます。
コストが小さいカードばかりだと、コスト大のカードに力負けします。
大きいカードばかりだと、小さいカードに数で圧倒されます。
そして本作は、このバランスを取った安定型のデッキが、圧倒的に強い。
バランスさえ守って構築すれば、まず負けません。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2022/01/FJOXCfIUUAAoLhN.jpg)
確実にクリアするためには、常にバランス重視でデッキを組むことになります。
そのため何度周回しても、デッキはいつも似たような内容になります。
同じようなデッキを使うので、対戦の展開も変化がありません。
遊ぶほどに退屈になってきます。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2021/06/kesyou_jirai_make-e1622640411180.png)
じゃあバランスを捨てて、特殊なデッキを組んだら良いんじゃないの?
ところが、それも難しい。
なぜなら本作はカードの種類が少なく、更に一枚一枚の個性も弱いからです。
特殊なデッキを組もうにも、そもそも特殊なカードが少ないのです。
そのため、いつも同じようなデッキで、同じような対戦ばかりになります。
変化をさせようにも、変化させられるだけのカードがありません。
![汎用](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2022/01/RY0I9A0137_TP_V.jpg)
カードゲームとは、多様なカードから生まれる多様なデッキが、常に新鮮な対戦をもたらすものです。
またローグライトとは、遊ぶたびの変化こそが面白さのポイントであると思います。
本作には、このような楽しみが十分であったとは言えません。
いつも同じにならざるを得ない、底の浅いゲームです。
奥深さは求めない方が良いでしょう。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2022/01/FJOXCfPUcAMYSci.jpg)
ただ一方で、深みを出そうと工夫している点も確かにあります。
良いと感じたのは、10人のプリンセスそれぞれが持っている、固有スキル。
これはゲージが溜まると使用可能。
コストを無視してカードを使用したり、味方を無敵にしたりと、強力なものがそろっています。
ただ結局どれも使用タイミングが似通っているため、今一つ変化に繋がっていないのは残念です。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2022/01/FJOXCfxVcAE2uS1.jpg)
またその他、10人それぞれに専用のカードも存在します(クリア後は全プリンセスに解禁)
これはどれも特殊な能力を持っており、構築に多様性をもたらす唯一のポイントです。
もっと数が多ければ、更によいゲームになったと思います。
本懐。総立ち。エッチすぎる“お仕置き”
ここまで書いておいて何ですが、私は本作に満足しています。
少なくとも、値段分の楽しみは得られたと感じます。
なぜならば、本作の最大のポイントであるお色気要素が、大変に良いものだったからです。
これだけで、他のことなど些事に思えます。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2022/01/FJOXL2lUYAMm-qv.jpg)
本作はチャプターの区切りに、ライバルとなるプリンセスが待ち構えています。
戦いに勝利すれば、その後は相手をお仕置きするミニゲームへ。
と言っても、やることはごく単純。
アイテムを選択し、プリンセスの体をクリックするだけです。
部位によって反応が変わります。
駆け引きはありません。
クリックして反応、変化を楽しむのみです。
であるのに、これが抜群に良い。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/2022/01/lxoP664PCHs2hx31642445851_1642445922.jpg)
まず乾和音(いぬいわおん)氏がデザインしたプリンセスのイラストが、極上のクオリティです。
頬を赤くしながらも、まるで体を見せびらかすような大胆な構図。
皺、レースはもちろんのこと、縁のゴムまで描きこまれたパンツ。
水風船のような張りと柔らかさを同時に感じさせる、瑞々しい肉体。
蠱惑的です。
声優さんも良い演技をしています。
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ぼうっと紫に光る魔法陣が描かれた、石造りの部屋。
既に呼吸は荒く、我慢しきれず漏れた声が混ざります。
かろうじて残ったパンツなど、弾力に抵抗できずぴったりと貼りつき、むしろラインを強調すらしている。
背は反り、よく引き締められた腹に、筋肉が作る陰影がうっすらと浮かび上がっています。
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はじめは戸惑うプリンセス。
エクスタシーへと近づき、懇願すらし始めた頃には、まぶたは下がり、瞳は焦点を失っていきます。
そして…
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全年齢向け、家庭用ゲーム機の限界に挑むような生々しさを感じました。
これを見るためだけにでも、本作を遊ぶ価値はある。
そう言いたくなってしまうほど、“お仕置き”はキケンな魅力を持っています。
終わりに
ゲームとしてB級でも、求められているものはきっちり抑えてくる。
そう感じる一本でした。
また当然ですが本作は、全年齢向けのゲームです。
描いてはいけないものは、一切描いていません。
デッキ構築ローグライト、タワーディフェンスとしては二流の出来栄えです。
しかし、渾身のお仕置きシーンが、そんなものを全て帳消しにする力を持っています。
お色気さえ楽しめればそれでいい…
そんなゲーマーならば、本作を買って損をすることはありません。
このゲームもオススメ 【廃深】
本作のようなゲームが好きな方には、同じ会社が作ったゲーム「廃深」もオススメです。
![](https://otateki-output.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/abdefbf7a9083f1eaaf1bf2902eee11c.jpg)
こちらは2Dホラーアドベンチャー。
やはり面白さはB級です。
しかし、CGイラストのスケベさが光る一本です。
当ブログでも、レビューを公開しています。
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