【Switch新作発売スケジュール】11月の主な新作テキストADV
2023年10月29日現在確認できる、Switchの新作ADV発売スケジュールをまとめています。
Nintendo Switch
発売日 | タイトル |
---|---|
11/2 | ・White Wings ホワイトウィングス(DL専) ・狐が僕を待っている花 The Fox Awaits Me HANA |
11/9 | ・ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 ふしぎ駄菓子ばなし50選 |
11/16 | ・Criss Cross クリスクロス(DL専) |
11/22 | ★RE:D Cherish! (PS4あり) ★クドわふたー Converted Edition |
11/23 | ・月影の鎖 ~錯乱パラノイア~(乙女) |
11/30 | ・アマカノ ~Second Season~ ・DesperaDrops/デスペラドロップス(乙女) ・キューピット・パラサイト -Sweet & Spicy Darling.(乙女) |
※★マークは下でピックアップ
一言コメント
タイトル数は多めな一か月。ただしジャンルはだいぶ偏っていて、ギャルゲーと乙女ゲーがほとんどです。いや、これはいつものことか。
今月の気になる新作ピックアップ
今月発売、注目の新作をピックアップして紹介します。
アキゾラのメモリーズ-運命の地平線- (PC)
2023年11月3日配信予定。
同人美少女ゲーム制作サークル、GALEX SOFTの作品がsteamでもリリースされます。
本作は二部構成作品の前編で、ゲーム自体は8月に一度発売されているようです。今回、Steamでも配信が開始されます。R18版も存在しますが、こちらのSteamでの扱いは不明。
世界設定はオーソドックスな学園恋愛ADVですが、ジャンルは「青春SFビジュアルノベルゲーム」と銘打たれており、学園内にある“病”が広がることが物語の重要なポイントになっているようです。
テーマソングやムービーも用意されており、ガワから受けるイメージはフルプライスと大差ありません。
このジャンルを二部にわけるのは珍しい。シナリオへの力の入りように期待…?
タイトル | アキゾラのメモリーズ-運命の地平線- |
ジャンル | 青春SFビジュアルノベルゲーム |
対応機種 | PC |
発売日 | 2023年11月3日 |
価格 | 不明 |
備考 | 同人ゲームとしては既に発売済み |
RE:D Cherish! (Switch)
2023年11月22日 発売予定。
CRYSTALiAの最新恋愛ADVがCSに移植されます。
恋愛ADVをベースに、近未来的な世界観にバトルの要素を取り入れた内容…でしょうか。私も未プレイなので詳細は語れませんが、パッケージイラストは好きです(?)
レビューサイトでの評価は両論気味。ただCRYSTALiAは若いメーカーの中では目立っているイメージで、私もどこかで作品に触れたいなとは思っている…のですが…。
タイトル | RE:D Cherish! |
ジャンル | ADV |
対応機種 | PS4、Switch |
発売日 | 2023年11月22日 |
価格 | 完全生産限定版 10,978円 通常版 7,678円 ダウンロード版 7,370円 |
クドわふたー Converted Edition
2023年11月22日発売予定。
KEYの代表作である『リトルバスターズ!』のヒロインの一人、クドこと能美クドリャフカのアフターストーリーを描いたファンディスク。
ただし、本作のシナリオはちょっと特殊です。
このジャンルのアフターストーリーというと、一般的には本編で描かれた個別ルートの設定をそのまま引き継ぎ、その後を描きます。しかし本作はそうでなく、本編中のどのルートでもない物語の続きが描かれます。パラレルワールド的な世界で展開されるアフターストーリー…とのことです。
ちなみに元はPCで10年以上前に発売された作品。
リトバス自体が古い作品ですが、能美クドリャフカは当時、その犬っぽい可愛さで話題を呼んだキャラクターでした。クドわふたーも息長く、三度目の移植になります。プロトタイプのおかげでKeyの作品はいつまでもプレイ環境が整っていて、これは結構羨ましい。
タイトル | クドわふたー Converted Edition |
ジャンル | ADV |
対応機種 | Switch |
発売日 | 2023年11月22日 |
価格 | 通常版 5280円 ダウンロード版 4500円 |
【短編紹介】週末の一本
ゲームを遊ぶ時間がなかなか取れない…
悩めるゲーマーのために、週末のお休みだけでクリアできる短編を紹介します。
犯人は僕です。(スマホ、1周90分程度)
スマートフォンで遊べるノベルゲーム。ポイント&クリックの遊びもありますが、頭を悩ませる場面はほぼ無し。
本作はダンガンロンパや逆転裁判のイメージに近い、証拠品を集める探索パートと、それを用いて話し合う議論のパートで構成された作品。
ただ面白いのは、主人公自身が犯人であること。ゲームの目的は、犯行を隠蔽するために工作してまわることなのです。
主人公は自身の犯行を隠すため、仲間のプライベートにまつわる秘密を次々に暴き、弱みを握ることで口封じをしていきます。
やることはとんでもないクズ行為なのですが、その堂々っぷりは一周回ってもはや痛快。本格推理よりはぶっ飛んだ方向のギャグノリを楽しむ作品です。
惜しむらくは、無力で遊べる作品であるがゆえに、結構な頻度で動画広告が挿入されること。探索パート中にいきなり挿入されるため、プレイを意志と無関係にブツ切りにされる感覚が強めです。総プレイ時間自体が短いので、気になる前に遊びきれる範疇ではあるんですけども。
タイトル | 犯人は僕です。 |
ジャンル | ADV |
対応機種 | スマホ |
価格 | 無料 |
プレイ時間の目安 | 1周90分程度 |
フリーゲーム探訪記 Vol.22
無料で遊べるフリーゲームから、オススメ作品を紹介します。
紅い月の奇妙な路地裏 (コンプまで1時間程度)
黒蝶月(月子)(@runa3tsukiko)さん製作のショートホラーノベル。
主人公はいわゆるブラック企業に勤めるサラリーマン。連日大量の業務に追われてうんざりするある日、見たことのない風景の奇妙な路地裏に迷い込みます。そこで出会うのは…。
ショート・ショートのような遊び心地の短編ノベル。
どこか不気味な後味を残すエンドも含めて、分岐は全5つ。なかなか意外性のある展開も含んでおり、1時間弱のコンパクトな内容ながらも面白くプレイできました。ホラーに分類できる作品だと感じますが、スプラッタ、驚かしなどはありません。
タイトル | 紅い月の奇妙な路地裏 |
ジャンル | ADV |
対応機種 | PC |
プレイ時間の目安 | 1時間 |
ゲームのキャッチコピー収集録 Vol.4
パッケージ裏や公式サイトで使われる、作品のキャッチコピー。
作品を手に取ってもらうために生み出された一文を集めています。
『終のステラ』より
空の向こうにいけば、人間になれる――。
終のステラ PC版パッケージ裏より
Keyのキネティックノベルシリーズの一本、『終のステラ』から。
本作、どうも9月にSteam版がリリースされたようですが、情報を掴めなかったため、当ブログでは紹介できませんでした。
キャッチコピーの通り、本作はアンドロイドの少女と主人公が“空の向こう”を目指す物語。
空の向こうとは何か。人間になるとは何か。なぜそれを願うのか。旅を通してその答えを見つけていくのが本作の物語でありますが、エンディングは実に余韻を残すものであったこと覚えています。
【終わりに】 ~編集後記~
今年もあと二ヵ月かー。
そろそろ一年のテキストADVを振り返ってみる予定なんですが、2023年はミドルプライス帯が話の中心になりそうです。なんか来年もそうなりそうな気がします。
先日、あるビデオゲーム系コミュニティでの通話を聴いていたのですが、その時に印象に残った一文がありました。その一文とは…↓
「文章を読む人って意外と少ないんじゃないか」
うーん、これは実感するところである。
当然、私たちは日常生活で常に文章を読んでいますが、それは仕事や勉強のためだったりして、文章を読むことそのものから何か楽しみを得ようとする人は、私が想像している以上に少ないのかもな、とは日々感じるところです。なんかたまに「本を読んでいる」ということそれだけで驚かれたりするんですよね。
テキストADVやビジュアルノベル…もしかして思った以上にニッチなん…?
海外では色々出てて盛り上がってるイメージなんですけどもね。
皆さんからの情報も募集中
『マシュマロ』にて皆さんからの良作の情報提供、その他ブログに対する意見などを随時募集しています。
特にフリーゲーム、未翻訳作品、レトロゲーム、スマホ向けアプリなどは大歓迎。
もちろん普通の質問も答えます。
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