【イソーローマズ】レビュー・評価 遊戯王1パックのお値段の奇ゲー体験

1.5
ゲームレビュー
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この記事は、謝罪の言葉から始めなくてはいけません。

大変、申し訳ございませんでした。

と言いますのも、記事タイトルに「レビュー・評価」などと謳っておきながら、私は「イソーローマズ」を、何一つ理解できていないのです。
このような状態でレビューを書くのは、私のポリシーに反します

しかし今回ばかりは、この段階で書くことを決断しました。

なぜならば、今回レビューする「イソーローマズ」
あまりにも、「奇」なのです。「謎」なのです。
私もゲーマーの端くれ。何とか理解してやるとプレイしましたが、ムダだった。

ならばいっそ、このありのままの状態を書いた方が良いのではないか?
より、読者の参考になる記事が書けるのではないか?
そう考え、モニターの前に座ったのです。

本作は一言で表すと「奇ゲー」です。
誰にでもオススメできるものではありません。


理解が難しいからこその魅力を持った作品…なのかもしれません

タイトルIsolomus(イソーローマズ)
ジャンルポイント&クリックADV
対応機種Switch
価格149円
プレイ時間の目安20~40分

総評

ナゾだらけのゲームで、そもそも総評を書くのも難しい作品です。

全編クレイアニメで表現されており、プレイヤーは画面をタッチしてゲームを進めていきます。
進めると言っても、ゲームらしい遊びの要素はほとんどありません
同じ場面でも、どこをタッチするかによって展開が変化するため、それを収集するくらいです。


では本作の魅力はどこにあるのかと言えば、その抽象的な、しかしメッセージ性を感じさせる表現です。

その内容は極めて抽象的で、何が起こっているのかはよく分かりません。
ただゲーム全体を通してどこか陰鬱とした雰囲気が漂っており、破壊的な表現が大半。

現代社会、そしてそこに生きる人間を表しているのは確か。
それらに何かメッセージを投げかけているのだと思いますが…理解するのは難しい。

しかし難解であるからこそ印象に残り、忘れられない一作になり得る可能性を秘めた作品です。



とは言え、ゲームとして良いものか?と聞かれれば、決してイエスとは言えません。
今の気持ちを率直に書いてしまえば「結局何だったの…?」です。
モヤモヤとしたものばかりが残っています。

プレイ時間も非常に短く、1時間とかかりません。


とにかく他にはないモノ
謎だらけでよくわからず、しかもあっという間に終わる…と聞いても、興味があると感じる方はどうぞ。
150円と安いため、損をすることはありません。


イロモノ好き以外には全くオススメできない作品
配信のネタにするのも難しいゲームです

詳しいレビュー

抽象的かつ破壊的、常に陰鬱、難解なクレイアニメ

詳しいレビューなどと言っても、ゲームを構成する要素が必要最低限なため、書けることも少ないです。
本作をゲームとしてレビューすること自体、正しいことではないのかもしれません。

全編がクレイアニメで表現されており、画面内をタッチすることで変化が起こります。
それは何かを叩き潰したり、切断したり、メチャクチャにしてしまったりと、常にどこか破壊的。
クレイアニメ=粘土の質感を存分に活かした粘っこい表現。
それらは理解はできずとも、印象に残ります。


しかし、遊び終えて残るのは「よくわからん」の感情。

何を伝えたいのかがイマイチ見えてこない作品で、物語、ゲームとして楽しむというよりは、作者の描く世界観にそれぞれの解釈を出す。
芸術鑑賞の感覚で遊ぶ一作
です

操作はタッチのみ。指で隠れて見づらい。

レビューらしいレビューを書けるのはこの点です。

本作はSwitchのゲームでは珍しく、タッチ操作にしか対応していません。
そのため携帯機モード以外では遊べません。


しかしタッチする対象が全体的にやや小さめで、指で操作すると画面が隠れてしまい遊びづらい。
Switchのタッチペンは別売りですし、コントローラーで操作できると良かったのですが。

プレイ時間は1時間未満

本作のお値段は149円
遊○王1パック分の値段で遊べてしまいます。

しかし、ゲームのボリュームも相応。
普通に遊べば30分。
分岐を回収するなどしても1時間はかかりません。

本当に鑑賞するためのゲームといった作風です。

終わりに

一昔前ならプレミアがついたかもしれない作品。
その内容は難解で、「奇ゲー」の言葉がぴったりなゲームです。

お世辞にも良いゲームとは言えませんが、何せ149円なので損をした感もなし。
ちょっと変わった体験をしたい…というプレイヤーは、手に取ってみても良いかもしれません。

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