【Switch、Steam新作発売スケジュール】11月の主な新作テキストADV
2024年10月末日現在確認できる、Switch、Steamの新作ADV発売スケジュールをまとめています。
Steamの新作リストには抜けがあります。
()内は大まかなジャンルやDL専売か否かなどの情報。ジャンルは公式情報などから読み取れない場合、筆者の予測で書いています。
Nintendo Switch
発売日 | タイトル |
---|---|
11/7 | ★Slay the Princess – The Pristine Cut (DL専、哲学、ホラー) |
11/14 | ・MONPIC -小さなドラゴンと竜化の少女-(DL専、ロードムービー) |
11/15 | ★まつろぱれっと(DL専、ホラー) |
11/21 | ・新宿葬命 (ラブコメ、ハードボイルド) ・HIGHSPEED Étoile Paddock Stories(アニメ原作) |
11/28 | ・戦国†恋姫EX~COLLECTION~(ギャルゲー、歴史) ・スチームプリズン -Beyond the Steam-(乙女) ・彼女、お借りします ~水平線と水着の彼女~(マンガ原作) |
※★マークは下でピックアップ
Steam
発売日 | タイトル |
---|---|
11/1 | ★文字化化(ホラー、乙女、言語読解) |
11/6 | ・you’re just imagining it (シミュレーション) |
11/7 | ・チキン・ポリス:巣箱の中へ!(ハードボイルド) |
11/8 | ・东方裁判梦~Rookie Attorney Legendry(法廷、推理、東方) ・セレクトオブリージュ(ギャルゲー) |
11/14 | ・MONPIC -小さなドラゴンと竜化の少女-(ロードムービー) |
11/15 | ★まつろぱれっと(ホラー) |
11/28 | ・スチームプリズン -Beyond the Steam-(乙女) |
11月 | ・あまつそらに咲く(恋愛) ・SMOKY WHITE(ヒューマンドラマ) ・夢恋依心(恋愛、実写) ・スカーレットディファイアンス:私たちの間の壁(百合、ダークファンタジー) ★マウントクエスト ~同級生からマウントを取れ~(実写、コメディ) ・Luna’s Twilight(乙女) |
※★マークは下でピックアップ
一言コメント
パッケージは乙女&ギャルゲー。DL専に変わったゲーム…といういつもの布陣。それ以上のコメントは…とくにねぇ!!
今月の気になる新作ピックアップ
今月発売、注目の新作をピックアップして紹介します。
Slay the Princess – The Pristine Cut / Switch、PS4、Steam他
11月7日配信開始。Steam版が高評価獲得のテキストADVが翻訳含む大型アップデートを実施し、同時にコンソールでも発売されました。
「彼女が外に出ると世界が滅びる」
そういわれ幽閉されるプリンセスを殺害するADV。一般的にプリンセスとは救われる存在ですが、本作は真逆の筋書きです。しかしプレイヤーは選択次第で彼女を助ける道も取れる…のですが?
本作はSteam版が既に発売済み。高評価を獲得して話題になっていましたが、これまで日本語には対応していませんでした。今回ローカライズされ気軽に遊べるように。
私も現在プレイ中。ざっと遊んでみた感想としては、読書慣れしていないと辛い部類だと思います。単純に分岐パターンが多いためそれだけでも楽しめますが、テキストには抽象的なワードが多用されており、まるで哲学系の翻訳書を読んでいるような気分になるシーンもあり。そういったものに食らいつけるならオススメ。エンタメや分かりやすさを求めて遊ぶ作品ではありません。
とはいえ読み取れるものは多様ですし、物量と展開の豊富さは目を見張るものがあります。難しめのADVに興味があるならぜひ。
タイトル | Slay the Princess – The Pristine Cut |
ジャンル | ビジュアルノベル |
対応機種 | Steam、PS4、Switch |
発売日 | 2024年11月7日 |
価格 | 2,684円(Switch版) |
備考 | コンソール版はZ指定 |
まつろぱれっと/ PS4、Switch、Steam他
11月15日配信予定。
スマートフォン向けに展開していたホラーADVがコンソール、PCに移植されます。
絵画内の女性の機嫌を損ねないよう、絵画にパーツや色を足していくADV。彼女の機嫌を損ねてしまうと…残酷なバッドエンドが待っているようです。
スマートフォン版が人気とは聞いていたんですが、遊べていなかったので注目しています。現状のストアページなどから読み取れる情報は多くありません。スマートフォン版にはなかった前日譚など追加要素の他、遊びやすさの向上もされているようです。
タイトル | まつろぱれっと |
ジャンル | ホラー、ミステリADV |
対応機種 | Steam、PS4、Switch他 |
発売日 | 2024年11月15日 |
価格 | 1430円(Switch版ストアページより) |
文字化化/ Steam
言語読解×恋愛×脱出ホラーADVがSteamにて配信開始。
異界に迷い込んでしまった主人公が脱出を目指す物語。\異界の言語を解読しナゾを解きつつ、同時に住人(男子)との恋愛も組み込まれた内容。
言語読解と言えば『7 Days to End with You』が有名ですが、本作『文字化化』は体験版を軽く触ってみる限り、難易度は少し控えめかなと感じました。この記事を書いている時点で既に発売済みで「非常に好評」です。
タイトル | 文字化化 |
ジャンル | 言語読解×恋愛×ホラー |
対応機種 | Steam |
発売日 | 2024年11月1日 |
価格 | 1800円 |
マウントクエスト ~同級生からマウントを取れ~ / Steam
11月配信予定(日付はストアページに情報無し)。
お笑い系全編実写ムービーと銘打たれており、実写ムービー中に流れる選択肢をえらんでゲームを進める内容。コメディを前面に押し出した内容ですね。
表題の作品の他、彼女からお金をむしり取る『どきどきヒモリアル ~彼女の金をむしりとれ~』、詐欺師からお金を守る『サギ師ハンター ~詐欺師からお金を守れ~ 』も収録されているようで、計3本の物語がプレイできすようです。
実写ゲームは中国や韓国で恋愛ものが流行していますが、日本発のしかもコメディはかなり珍しい印象です。あまり長い内容ではないと思いますが、気軽に遊べそうな一本としては気になるかな。
タイトル | マウントクエスト ~同級生からマウントを取れ~ |
ジャンル | 実写コメディADV |
対応機種 | Steam |
発売日 | 2024年11月 |
価格 | 不明 |
【ニュース】周回遅れのADVニュース
先月中に発表されたADV関連のニュースの中から、気になるものを周回遅れでピックアップ。
イマジニアが新作推理ADV『ミステリーの歩き方』を発表
イマジニアが新作ミステリーADVを発表。
突然の発表に驚きましたが、ファミ通で公開されているインタビューによると『Fit Boxing』のヒットがコンソール向け新作の開発意欲に繋がり、そこから生まれた企画のようですね。開発はトイボックスで、ディレクターは金沢十三男氏が務めています(代表作はレッドシーズプロファイルなど)。
コンソール向けのフルプライス帯ADVっていうのが既に結構珍しいと思いますけども、本作はしかも三部作構想ということで、久々の企画の割には大きく出ている印象。なおSteam含めマルチ展開は無しで、現在はSwitchのみでの発売を予定。
猫又おかゆ主演のADV『おかゆにゅ~~む!』発表
ホロライブ所属のVtuber猫又おかゆが主演、監修のADVがエンターグラムより発表。
エンターグラム×Vtuberのノベルゲームと言えば、先日卒業した湊あくあの『あくありうむ』ですが、予定されていた続編の発売が中止になってしまいました。そこから間髪入れず本作『おかゆにゅ~~む!』が発表されているので、これは元々仕込んでいた…?
相変わらずVtuberには疎いので詳しいことは言えませんが、今回もファン需要に応える内容を意識していそうですね。ジャンルは純愛ノベルゲーム。
『都市伝説解体センター』のDL版が決死の価格設定1980円
先日発売日が来年2月13日と報じられた『都市伝説解体センター』。続いて価格が発表されました。
それぞれDL版が1980円。パッケージ版が3740円。特典付きのパッケージ版が6930円とのこと。中でもDL版は「決死の価格」とインタビューで語っており、確かにだいぶ安めにしてきた印象。ただ特典付きパッケージ版にはボードゲームなど付属するようで、珍しい。
中国産ビジュアルノベル『飢えた子羊』に日本語ボイスが追加
今年4月に発売された好評ビジュアルノベル『飢えた子羊』が、以前から予告していた大型アップデートを実施。日本語ボイスが実装されました。メインキャラである『穗』のCVは釘宮 理恵が演じており、国内でも改めて注目されるきっかけになりそうですね。
本作は特に中国内では既に高評価を獲得しており、日本のプレイヤーからも好評をよく聞きます。自分も購入だけして遊べていないので、そろそろ…と思いつつ…。
『幻想牢獄のカレイドスコープ2』発表
エンターグラムが新作『幻想牢獄のカレイドスコープ2』を発表。
前作は2020年に発売されていまして、シナリオは竜騎士07、原画が樋上いたるとビッグネームが参加して話題を呼びました。ただ評価はそこそこの印象だったので、今回の発表は予想外…。
新作ではシナリオは変わらず竜騎士07ですが、原画は別の方が務めています。既に発売日も発表されていて、来年2月14日を予定。
『STEINS;GATE RE:BOOT』発表
MAGES.が『STEINS;GATE』の15周年記念イベントにてシリーズ最新作『STEINS;GATE RE:BOOT』を発表。ビジュアルを一新している他、シナリオも一部追加されているとのこと。
シュタゲは外伝やらコラボレーションやらで度々展開されているだけに、正直あまり驚きはない発表…ですが、15年も経っているなら改めてパッケージをリリースする意義はある?
科学ADVブランド全体で見ますと、後続のシリーズ作品がいずれもシュタゲほどのヒットには届いていないので、オカリンはブランドの顔としてまだまだ仕事が舞い込んできそうですね。
フリーゲーム探訪記 Vol.30
無料で遊べるフリーゲームから、オススメ作品を紹介します。
キリンの国 / クリアまで8時間
スタジオ・おま~じゅ製作のビジュアルノベル。ANIPLEX.EXE新作『たねつみの歌』でもシナリオを務めるKAZUKI氏による作品です。『たねつみの歌』が来月発売ということで今回紹介。
フリーゲームファンには有名な高評価作品。
企業から声をかけられるレベルの製作者ということで、本作も特にシナリオの品質が飛び抜けています。
特に驚かされるのは世界観の厚み。政治、文化、産業、歴史、戦争…これらの設定が十分に詰めてあり、物語として縦に深い。このシナリオは十分な勉強をしたうえで、かつ相当なモチベーションがなくては書けないのでは…そう思います。
エンターテイメントとしての展開の面白さも十分。シンプルに先が気になる物語としても楽しめる内容です。この辺りのアップダウン、感情曲線の操り方も巧みであると感じます。
ちなみにビジュアルもKAZUKI氏自身が手掛けており、正直これは上手いとは言えません…が、恐らくフリー素材では表現できないのだろうと思います。実際、難しいと思います(背景や効果音、サウンドにはフリー素材が多用されています)。
タイトル | キリンの国 |
ジャンル | 夏を旅するビジュアルノベル |
プレイ時間の目安 | 8時間 |
終わりに
自分のアンテナ内に情報を収め切れておらず苦労しました。蓋を開ければ注目作、ニュースともに結構あって良かった。
しかしエンターグラムの新作発表ペースには毎度驚かされます。制服カノジョとかこんにゃくリメイクとか発表してるわけですが、またしても休眠してるかと思われたIPを動かしてきますか…。MAGES.もシュタゲを再び。上手くいくんだろうか?
次で年内の新作も出そろいます。GOTYもそろそろ決まってくる時期。皆さんの1番は何になりそうでしょうか。自分は情報こそまとめていますが、自分でプレイしているタイトルは多くないので今年も何も言えないと思う…。
皆さんからの情報も募集中
『マシュマロ』にて皆さんからの良作の情報提供、その他ブログに対する意見などを随時募集しています。
特にフリーゲーム、未翻訳作品、レトロゲーム、スマホ向けアプリなどは大歓迎。
もちろん普通の質問も答えます。
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