【Switch新作発売スケジュール】1月の主な新作テキストADV
2023年12月30日現在確認できる、Switchの新作ADV発売スケジュールをまとめています。
Nintendo Switch
発売日 | タイトル |
---|---|
1/19 | ★アナザーコード リコレクション:2つの記憶 / 記憶の扉 |
1/25 | ・アガサ・クリスティ オリエント急行殺人事件 ・逆転裁判456 王泥喜セレクション ・結城友奈は勇者である 花結いのきらめきVol.1~4 (スマホ向け作品の移植。1~4それぞれ個別販売の他、全てセットになったものも発売。PS4版あり) ・どっちのiが好きですか?(PS4版あり) |
※★マークは下でピックアップ
一言コメント
逆転裁判、新作を展開する気があるのかないのか気になる…ブランドが閉じてしまわないよう気をつけてるようには見えるんだけどな~。
今月の気になる新作ピックアップ
今月発売、注目の新作をピックアップして紹介します。
アナザーコード リコレクション:2つの記憶 / 記憶の扉(Switch)
2024年1月19日発売。
かつてNDS、WiiUで展開されたアドベンチャーがリメイクされます。
内容は物語×謎解き寄りで、今回はマップが3Dになったほか、キャラボイスも追加されるなど、リメイク前と比べるとずいぶんと様変わりしてます。また元々はNDS、WiiUそれぞれで発売されたものが一本になっているのもポイント。
筆者はNDSの初代を途中まで遊びました…と言うのは、謎解きで詰まってそのまま遊ばなくなっちゃったんですよね。今回、リベンジ予定。
タイトル | アナザーコード リコレクション:2つの記憶 / 記憶の扉 |
ジャンル | 3Dアドベンチャー |
対応機種 | Switch |
発売日 | 2024年1月19日 |
価格 | 6,578円 |
未解決事件は終わらせないといけないから(Steam)
2024年1月18日配信予定。
『Replica』や『リーガルダンジョン』など手掛けたSomiさんの新作がリリースされます。
今回はある少女の行方不明事件が物語の主題。あるきっかけにより事件を再捜査することになった主人公が知ったのは、関係者全員がウソの証言をしていたことでした…。
物語自体ももちろんですが、一見して特徴的な画面レイアウトと暗色中心のアートワークにも目を惹かれるタイトル。プレイタイムは2~3時間程度と、2024年も多様なタイトルがリリースされるロープライスADVの先陣を切る一本になってくれそうです。
タイトル | 未解決事件は終わらせないといけないから |
ジャンル | ADV |
対応機種 | Steam |
発売日 | 2024年1月18日 |
価格 | 800円 |
プレイ時間の目安 | 2~3時間 |
限界OL海へ行く(Steam)
2024年1月配信予定。
“疲れた大人の旅ノベルゲーム”と銘打たれた本作は、社会人としての生活に限界を感じた限界OLが海へ向かう物語です。そこで同じく現実に疲れた人たちと出会う…という、誰もが一度は憧れるシチュエーション。
この仕事に疲れた社会人が海の見える町へ…というのは、一体何が元ネタなんですかねぇ…
テーマに既視感こそありますが、発売時期は連休明けでぴったり…?
タイトル | 限界OL海へ行く |
ジャンル | 疲れた大人の旅ノベルゲーム |
対応機種 | Steam |
発売日 | 2024年1月 |
価格 | 不明 |
主要タイトルで振り返る2023年のテキストADV 下半期編
残すところ1ヵ月となった2023年。
各月に発売された主要タイトルと共に、2023年のテキストADVを振り返っていく企画です。
今回は7~12月を振り返ります。
7月…流行り神シリーズが再展開
2023年7月発売の主なテキストADV
・流行り神1・2・3パック(移植)
・遥か碧の花嫁に(R18)
・Deep One -ディープワン-(移植)
7月は話題作こそ少なかったものの、日本一ソフトウェアの都市伝説ノベル『流行り神』の再パッケージ版が発売。本作はPS5でもパッケージ版が発売されており、これは自分が確認する限り、PS5初のパッケージ版が存在するテキストADVです。
その他は大きな話題作は無し。
何か挙げてみますと、、ランプオブシュガーの新作がR18でリリースされました。が、これは記事を書いている現在FANZAで開催中のまとめ買いセールで実質1000円…と、かなりのスピードお買い得に。
8月…ファミレスを享受せよ、Steam版発売
2023年8月発売の主なテキストADV
・ファミレスを享受せよ
・The Cosmic Wheel Sisterhood
・春待ちトロイダル
・WHITE ALBUM -綴られる冬の想い出-(再発売)
8月は2023年のADV界隈で最も注目を集めたタイトル『ファミレスを享受せよ』のSteam版が発売されました。
小規模なタイトルながら2023年のベストに選出される場面もあるほど高評価で、ダークホースに感じられた方も多いのではないでしょうか。自分もプレイ済みですが、ブログでは何も書けていないのがちょっと心残り。
同じく話題になったミドルプライスタイトル『The Cosmic Wheel Sisterhood』もこの月でした。
これも高評価は耳にしていましたが、プレイできておらず。
また面白いところでは『WHITE ALBUM -綴られる冬の想い出-』の季節外れな再発売も。この他にも『春待ちトロイダル』や『人魔』などリリース。ミドル~ロープライスタイトルの発売が特に活発な一ヵ月でした。
9月…それ散る再始動、minori作品久々のCS移植も実現
2023年9月発売の主なテキストADV
・トリノライン(移植)
・それは舞い散る桜のように-Re:BIRTH-(R18)
9月はギャルゲーが多数発売になりました。その中でも私が注目した…というか、移植の実現に驚いたタイトルが『トリノライン』です。
このゲーム、開発はR18界隈に馴染みのあるプレイヤーには有名なminoriというメーカーなのですが、minoriは18禁であることに強い拘りを持っていたことでも知られています。
そのため同メーカーの作品は全年齢向けになってCSに移植される機会がとても少なく、私が知る限りではPS2での『ef – a fairy tale of the two.』が最後です。加えてminoriは既にブランド解散しており、そのためこの移植の実現には随分驚いたんですよね。
またR18でも注目作『それは舞い散る桜のように-Re:BIRTH-』が発売。
元は2002年に発売され、多くの伏線を回収しないまま年月が過ぎた本作。
クラファンなども経てついに発売され、更に幻とまで言われた続編も動き出しています。
10月…ATRIの精神受け継ぐ新作GINKA、アプリで人気の60分推理ADVも。
2023年10月発売の主なテキストADV
・GINKA
・和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE
10月の注目作となった『GINKA』はANIPLEX.EXEから発売された『ATRI』の精神を受け継いだ(と思われる)、爽やかな色使いのビジュアルが印象的。
往年の、かつ王道の恋愛ADVを意識させる内容は国内はもちろん、海外からも高評価が集まっていると話題になりました。
“一時間でクリアできる推理ADV”と銘打たれた人気アプリシリーズ『和階堂真の事件簿』のトリロジーボックスもリリース。タイパ重視の時代にマッチした内容で、アプリ版でも評価を獲得していました。当ブログでも何度か紹介していたりします。
11月…CRAFTWORK復活。瀬戸口廉也が企画シナリオの新作も。
2023年11月発売の主なテキストADV
・ヒラヒラヒヒル
・嘘から始まる恋の夏
・Geminism 〜げみにずむ〜(R18)
11月は当ブログでも長文の感想を書いた『ヒラヒラヒヒル』が発売。
ANIPLEX.EXEのブランド第三弾、シナリオを務めたのはあの瀬戸口廉也でした。氏の持ち味である文章の上手さが光る一本だったように思います。
R18では『さよならを教えて』のCRAFTWORKが復帰作『Geminism 〜げみにずむ〜』をリリース。奇抜なシナリオが体験版の時点で既に話題に。こちらは現在私もプレイ中で、感想をアップする予定です。
また私自身はノーマークでしたが、百合ファンの間で評価が高い『嘘から始まる恋の夏』のSteam版もこの月に発売。
12月…2023年を締めくくったのは泣きゲーの源流、ONE.
2023年12月発売の主なテキストADV
・ONE.
・魔法使いの夜(Steam版)
・マーダーミステリーパラドクス このひと夏の十五年
2023年を締めくくる作品になったのは、泣きゲー×美少女ゲームの源流と言える一本『ONE.』でした。
こちらも現在プレイ中。Keyの作品における主人公造形の1パターンがこの時点である程度固まっていたことに驚いています。
またCS版の移植という形ですが、Steamで『魔法使いの夜』も発売。TYPE-MOONとKey(の前身)、ビジュアルノベル界の雄が並び立つ締めに相応しい一ヵ月になりました(?)。
下半期を総括して。
ロー、ミドルプライスタイトルが強い一年でした。この傾向は来年も続くだろうと予想しています。
…というのも、現段階判明している2024年の新作に大型のテキストADVはほとんど無いんですよね。
2023年は各月を見ればそれ散るリバース、ONE、ゲミニズムとフルプライス帯の注目作もありますが、いずれも美少女ゲーム文脈の内側にあり、この文脈のファン以外にまで広まっていく力はどうしても弱い。一方でミドル、ロープライスには下半期だけを見ても話題になった作品が多くあります。
2024年のフルプライス帯も似たような状況で、現段階で発売が予定されている大型作品はほとんどがR18です。一方でSteamの発売予定を見ますと、ロー、ミドルには話題を呼びそうな作品がいくつも確認できる状況。
しかしこんな言い方をしていると誤解されそうですが、ロー、ミドルが中心であることは特に問題だとは思いません。ただCSで大型タイトルが出ない…という事実が、ファンとしてはちょっと悲しい…というだけの話。ますますニッチになっちゃうのかなーと雑に感じているわけです。
終わりに
2023年、お疲れ様でした。
二ヵ月分の記事で一年を振り返ってきましたが、上にも書いた通り、~ミドルプライスに注目作が豊富な一年でした。スター性のある作品が業界を盛り上げる…という場面は少ない一方、口コミで広まった作品がブームを起こす現象を何度も目の当たりにする、面白い一年だったと言えるのかもしれません。
皆さんの今年のベストは何でしょうか。
…なんてことを訊いておいてなんですが、私自身は2023年の個人的GOTYの発表…みたいなことはやりません。
実はこの一年「2023年」なんて括りで俯瞰して語ったり、ましてやランキングを作ったりできるほど新作を遊べていないのですよね。上記のようにスケジュールを眺めてまとめるくらいならともかく。
これはもうシンプルに反省しています。2024年はもうちょっと新作を…と思いつつ、最近は新作を追うよりも一本を何度も遊ぶことをメインにできないかとも思っていますので、結構厳しいのかもしれません。今年もAIRなんて今更気合入れてプレイしてましたから…。
では、よいお年を。
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