今回は先日のセール中に購入したパズルゲーム、「ゴロゴア」のレビューです。
値段相応の短いゲームですが、複数の絵を組み合わせて問題を解く…という、他にはない新鮮な体験ができるパズルゲームでした
芸術性の高いアートワークがユニークな点。
パズルを解く気持ちよさと同時に、芸術作品を鑑賞するような気分にさせられる作品です。
日本ゲーム大賞2018では、ゲームデザイナーズ大賞を受賞しました。
ゴロゴアとは
タイトル | Gorogoa (ゴロゴア) |
ジャンル | パズル |
対応機種 | Nintendo Switch / Xbox One / PS4 / iOS / Android OS / PC |
価格 | 540円~1,620円 |
備考 | スマホ版の方が安いので、そちらもオススメ |
4枚の絵画を組み合わせて解く、新感覚パズル
本作のジャンルはパズル
その大きな特徴は、4枚の絵を並べる、ばらす、重ねるなどして、パズルを解く…という、新感覚の体験です。
言葉で説明するのが難しいのですが
・リンゴを欲しがる男の絵
・木に生えたリンゴの絵
ここにどの絵を組み合わせれば、男のもとにリンゴを届けられるかを考える…こんな内容。
アイデア自体が新鮮で、既存のパズルゲームに刺激を受けなくなったプレイヤーにも刺さる可能性あり。
全く別のものに見えた絵が、思わぬ形で一つになり、また新しい絵になっていく。
その一連の流れは、まるでよくできた芸術のよう。
パズルを解く気持ちよさはもちろん、ビジュアル的にも面白いものが見られる作品です。


やや難解なシナリオ
本作はパズルゲームながら、一本の物語を追っていく内容。
パズルの内容がそのまま物語になっており、問題を解きながらエンディングへと進んでいきます。
このシナリオがやや難解だと感じました。
セリフでは一切語らない、考察型のシナリオ
しかしその内容は、考察が楽しい…というよりは、考察しないと何も分からないような難解さです。
ゲームの特性上、周回が楽しめるタイプではありません
そのため、この難しめのシナリオはもったいないと感じました。
芸術性の高い作品でもあるので、全てを語れとは言いませんが。

総評
絵を組み合わせる…という、独創的な体験が面白いパズル
過程はもちろん、解いた後もまたユニークで、新鮮さと楽しさを味わうことができました。
その一方、ゲームのもう一つの柱である物語が難解だったのは気になる点。
この点についていけなかったので、どうしても淡々とパズルを解くゲームのように感じられてしまったのも事実です。
プレイ時間が短く、そのパズル自体は十分面白いので飽きる前にクリアできるのですが。
パズルゲームに興味が無くても、新しい遊びを求めている人にはオススメできます
スムーズにいけば半日でクリアできてしまう内容ですが、一見の価値ありな作品。
考察好きな方にもオススメですよ。