デレステよ、今すぐ「押せばイベント報酬2枚とも貰えるボタン」を実装せよ

コラム
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2021年1月15日

初のシンデレラフェス ノワールの限定アイドルとして、「高垣楓 深淵なる月影」が追加されました

蠱惑的な魅力を放つ装いの楓さんに、デレステファンが大いに盛り上がったのは記憶に新しい。

更にビジュアルだけでなく、性能面でも話題を呼びました。

放置編成と呼ばれる、プレイヤーは一切、またはほとんどプレイしなくても、アイドルたちのスキルで勝手にリズムゲームをクリアする編成。
ここに革命を起こしたのだと。

しかし、私は疑問に思いました。

なぜ、放置編成がここまで話題になるのでしょうか?

こちらがプレイしなくても、「放置」していればゲームを勝手にクリアしてくれる
普通に考えてみれば、こんな遊び方はおかしいです。

だって私たちは、好きで「デレステ」を遊んでいる。
決して余っているわけではない時間を使って、デレステを好きで遊んでいる。
なのに「放置」したいと思っている。

放置したいということは、そこに自分ではやりたくない何かがあるのでしょう。
これが仕事や勉強ならわかります。
あまりやりたくないことだから、放置で済ませられるならそうしたい。

しかしデレステは違います。
デレステはゲームであり、遊びの一環です。
私たちは限られた時間の中で、数ある遊びの中から、デレステを選択している。
他ではなくデレステを選ぶのは、遊びたいと思っているから。

自分からやりたいと思ってやっていることなのに、放置で済ませたいと思うのはおかしい。

今回は、なぜ放置編成なんてものが話題になるのか
そして、そこから考えるデレステのイベントの新しい形ついて

遊びたいけど、遊びたくない

なぜ、好きで遊んでいるデレステを放置したくなるのでしょうか
もしかしたら、仕方なく、嫌々デレステを遊んでいるのでしょうか

私にはそうは思えません
放置編成を頑張って組んでいるプレイヤーも、やはりデレステを好きで遊んでいる
だって本当にイヤなら、やめてしまえばいいんですから。
デレステは仕事じゃありません。

しかしそうだとすると、やはり放置したいというのはおかしい

では結局好きなのか、イヤなのか。
やりたいのか、やりたくないのか。

その答えは、両方です。

そう、放置編成を組んで遊ぶプレイヤーには、デレステを「遊びたいけど、遊びたくない」という、相反する2つの感情が混在しているんです。

なぜ、そんなアベコベなことになってしまうのでしょうか

理由は、イベント報酬にあると思っています

報酬は欲しい、でもデレステだけに時間を使いたくない

デレステのイベント報酬の仕組みは、他のスマホゲームでもよく見られるものです。

決められた期間(大抵は1週間)にゲームを一定以上遊ぶと、報酬としてそのイベントでしか手に入らないキャラクターを貰える、というもの。

イベント報酬は他の方法で入手することは困難。
更に、報酬を貰っている=デレステをそれだけ遊んだという証拠にもなるため、どれだけデレステに熱を入れて遊んでいるかのバロメーターになっている面もある。

ほぼここでしか手に入らない報酬が欲しい
そして、SNS上のデレステ仲間と繋がっていたい


多くのプレイヤーは、こんな理由からデレステをプレイします。



しかしここで問題が出てくる。

このイベント報酬を入手するためには、「決められた期間中」に、「一定以上」デレステをプレイしなくてはいけません。
好きな時に、好きなように遊んでいたのではダメ
例え他にやりたいことがあっても、イベント期間中にどうにかしてデレステを遊ぶ時間を捻出する必要があるわけです。

更に、このイベントはほぼ毎週新しいものが始まります。
そのたびに新しい限定キャラが追加されるため、イベント報酬を取り続けようと思ったら、決して少なくはない時間を、毎週、デレステに費やさなくてならない。

楽しく遊べているうちは良いでしょう。
しかし、同じゲームを毎週一定以上となると、どうしても飽きが出てきます。
今の時代、誰もが時間が足りないと感じており、他にやりたいことはいくらでもある。

デレステにばかり時間を使いたくない。でもイベント報酬は欲しい。
勝手にゲームをクリアしてくれる放置編成を利用して、他のことに時間を使いたい。

デレステを「遊びたいけど、遊びたくない」という状態になってしまうのです。

放置編成プレイはデレステを「楽しんで」いるか

「遊びたいけど、遊びたくない」の感情から、放置編成を使ってデレステを遊ぶプレイヤーは、果たして「楽しんで」いるでしょうか

私はとてもそうは思えません
本当は他のことをしたいけど、限定の報酬が欲しいからコンピューターにクリアさせている…なんて状態は、どう考えても楽しめていない。
「放置してコンピューターがクリアするとこ眺めるの楽しすぎ!!」なんてプレイヤーがいるでしょうか

そうして放置編成で報酬を入手したとしても、そこから生まれるのは解放感と少しの罪悪感であり、達成感などではありません

好きでゲームを遊んでいるのに、遊んでいる最中に感じているのは「他のことをしたい」
遊び終えて感じるのは「楽しかった」ではなく「やっと終わった」


本来は好きで、楽しくて遊ぶはずのゲームが、いつしかやりたくない、面倒くさいものに変わっている。

そんなにイヤならやめてしまえばいい、という意見もあるでしょう
しかし、放置編成でイベント報酬を手に入れるプレイヤーは、決してデレステがイヤになったのではありません。
デレステは好きだし、遊びたい。
でも「決められた期間」に「一定以上」を「毎週」は、イヤなんです。

そこで私は思うんです

デレステよ、今すぐ「押せばイベント報酬2枚とも貰えるボタン」を実装せよ

遊びたいときに、遊びたいように、遊べるゲームに

本来はプレイヤーに楽しんでもらいたくて、刺激を受けてほしくて開催されるデレステのイベント

それをイヤイヤ遊んでいるプレイヤーがいて、できるだけ遊ばなくていい「放置編成」が大きな話題になる
こんなに寂しい話はないと思うんです

だったらもう、イヤイヤ遊ぶ時間なんてなくしてしまった方がいい
報酬をエサにつまらない時間で縛り付けていても、デレステに対してネガティブな感情が膨らんでいくだけです。

「決められた期間」に「一定以上」を「毎週」がイヤだ、というプレイヤーには、ボタン一つでイベント報酬だけを受け取ってもらう
そして、デレステを遊びたいと思ったときに、遊びたいように、遊んでもらう
イヤイヤではなく、デレステを「楽しんで」プレイしてもらう


これこそ本来のゲームの姿ではないでしょうか

こんなことをすれば、他のアプリにプレイヤーが流れてしまうのかもしれません
しかし、放置編成を使って遊ぶ時点で既にデレステから心が離れているのは確実
だったらもうそんなプレイヤーは解放してあげて、またいつでも遊びに来てねの精神でいた方が良いと思います。
他のアイマスブランドのゲームにでも流れてくれれば、アイマス全体としてはプラスになるでしょう。

それに、ボタン一つでイベント報酬が貰えるようになれば、仕事が忙しい社会人や受験勉強中の学生にとっても遊びやすいゲームになります。

プレイヤーの時間を奪う時代は終わった

私がデレステの他に遊んでいるゲーム、「ラブライブ スクールアイドルフェスティバル オールスターズ」、通称スクスタには、スキップチケットというアイテムがあります

これは本当に便利なもので、リズムゲームプレイ前に使用するボタンをタップすると、リズムゲームをスキップして結果画面に飛び、イベント報酬獲得のためのポイントも通常通り貰えてしまいます

スタミナの上限値までなら一度に複数使うこともできるため、イベント報酬だけを回収したいなら一切リズムゲームを遊ぶ必要がないほどです

これによってスクスタから心が離れてしまうか、というとそんなことはありません
リズムゲームを遊びたい気分の時には遊び、そうでないときはスキップチケットで報酬だけを貰う
すごくちょうどいい距離でゲームを遊べています。

デレステも、この方向へと舵をきってみてもいいと思うんです



かつては「可処分時間」なんて言葉があって、顧客の時間をどれだけ奪えるかが商売のポイントだったそうな。
しかし、今はこの可処分時間で争うにはライバルが多すぎる。
「プロセカ」や「バンドリ」だけではありません。
YouTubeだってdアニメだってLINEだってTwitterだって、すべてがスマホに集約し、ライバルになってしまう時代です

プレイヤーはやりたいことが多すぎて常に忙しい
そんな中で、時間がかかってしまうゲームは遊ばれなくなっていくと思うんです

だったらもう、時間ではなく、「楽しい」という感情で遊んでもらう
デレステを遊んでいる時間が「楽しい」になれば、遊ぶ時間そのものは減っても、デレステから離れるプレイヤーは少なくなると考えています


「押せばイベント報酬2枚とも貰えるボタン」を実装し、イヤイヤ遊ぶプレイヤーを解放する。
そして、デレステをもう一度「楽しい」ゲームにしてみてはどうでしょうか

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